今回は、茨城県立自然博物館で開催しているたくさんの化石と出会えるイベントをご紹介します。
企画展の"化石研究所へようこそ!~古生物学のすすめ~"です。
イベント名:企画展 化石研究所へようこそ!~古生物学のすすめ~
開催期間:2021年2月27日~6月13日
開催場所:ミュージアムパーク茨城県自然博物館
主催者:ミュージアムパーク茨城県自然博物館
料金:一般750円、70歳以上370円、高校・大学生460円、小・中学生150円
目玉展示:ティラノサウルス【スタン】の産状化石レプリカ
茨城県自然博物館は、企画展のたびにくす玉が登場するんですよね♪
今回もド派手なくす玉がありました!(割る瞬間には立ち合えませんでしたが)
これくらい大規模な企画展って、開催するの大変なんですよね~。
企画から始まって必要な化石・レプリカを他の博物館から借りたりして、ようやく開催することができる・・・。
その喜びが、このくす玉に表れていますね~。
茨城県自然博物館では、企画展を1階のスペースで実施します。
入口は1階です。
古生物がたくさんいる賑やかな入口が目を引きます。
まずは、化石の研究の流れを説明した展示です。
化石の研究といえば岩を割って化石を発掘しているイメージが強いですよね。
もちろん化石発掘は重要なプロセスですが、その後の様々なステップを踏んで古生物研究が進んでいくということを学べます。
使用する工具なども展示されています。
意外とホームセンターなどで購入できるものもあり、化石研究を身近に感じられます。
企画展の前半は、様々な古生物が生息した時代の順番に展示されています。
まずはアノマロカリスです。
復元模型と実物化石が展示されています。
生命が陸に進出する以前の時代を代表する古生物ですから欠かすことはできませんよね。
続いてユーリプテルスです。
シルル期に生息したウミサソリを代表する種ですね。
こんなにたくさん密集した状態で見つかったなんて、奇跡的ですね。
しかもそれぞれの個体の形がクッキリ残っているのも凄いです!
単弓類もいました。
こちらはディキノドンの頭部化石です。
各パーツの形がしっかりと残っていますね。
こちらは同じく単弓類の代表格、ディメトロドンです。
レプリカの頭骨ですが、名前の由来になっている歯や単弓類の特徴である側頭窓が表現されています。
中生代に入ります。
三畳紀は恐竜の頭骨レプリカが並びます。
続いてジュラ紀です。
翼竜や始祖鳥、魚竜など恐竜以外の古生物たちが並びます。
そして白亜紀です。
大型恐竜の一部化石やレプリカが並びます。
白亜紀の最後にはK/Pg境界層が展示されています。
K/Pg境界層の展示を過ぎると、次は新生代の古生物たちです。
恐竜絶滅後に急速に反映した哺乳類たちを中心に展示されています。
時代順の展示を終えると、次は全身骨格の古生物たちの展示になります。
まずはスミロドンの登場です。
全身骨格レプリカです。
続いてダイアウルフです。
獲物を狙っているような姿の全身骨格レプリカです。
コリトサウルスです。
後のスミロドンやダイアウルフと比較すると、その大きさが分かります。
全身骨格レプリカです。
キッズラボのコーナーです。
子供が喜びそうな大型古生物が展示されています
ステノプテリギウスです。
なんと本物の化石です。
よくこの姿で化石として残ったな~。
プリオサウルスです。
ジュラ紀に生息した大型の首長竜です。
頭骨のレプリカです。
ティラノサウルスです。
鋭い歯がむき出しで、近くから観察することができます。
トリケラトプスです。
隣のティラノサウルスの頭骨と比較してください。とにかく大きいです。
角が折れていますが、それでもこの迫力です!
今回の企画展の目玉展示です。
とても保存状態が良いことで有名なティラノサウルス"スタン"のレプリカです。
発見現場を再現した産状化石スタイルで展示されています。
協力者及び協力機関の紹介です。
素晴らしい博物館が名を連ねます。
たくさんの化石が解説とともに展示されています。
とっても質の高い企画展です!
開催期間は、2021年2月27日~2021年6月23日です。
動画もご覧ください。