今回は、パシフィコ横浜で開催している恐竜イベントをご紹介します。
Sony presents DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~です。
イベント概要ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イベント名:Sony presents DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~
開催期間:2021年7月17日~9月12日
開催場所:パシフィコ横浜
主催者:DinoScience恐竜科学製作委員会2021、ソニーグループ㈱、ソニー㈱、
フロンテッジ、イープラス
料金:平日:大人2800円、中学生~18歳2000円、4歳~小学生1400円
休日:大人3000円、中学生~18歳2200円、4歳~小学生1600円
目玉展示:トリケラトプス 【レイン】 実物全身骨格
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パシフィコ横浜はとっても大きな施設ですが、今回は展示ホールAでの開催です。
事前に位置を確認しておくと良いと思います。
入場口です。
トリケラトプスを前面に押し出していることが分かります。
場内は、五つのゾーンに分かれています。
最初のZONE01は、"プロローグ~変わり続ける地球と生命~"というテーマの展示です。
地球誕生から白亜紀後期までを紹介しています。
入場すると、はじめに巨大な板状の展示物があります。
これは、恐竜の足跡化石(レプリカ)です。
ZONE02のテーマは、"発見ラボラトリー~科学が解き明かすララミディア大陸~"です。
このイベント全体:恐竜科学博は、ララミディア大陸の恐竜物語がテーマになっています。ZONE02では、この白亜紀後期に存在した"ララミディア大陸"を紹介しています。ゴルゴサウルスの全身骨格標本を中心に、周囲には様々な資料が展示されています。
このゴルゴサウルスは"ルース"という名前が付いています。脳腫瘍や多数の怪我の痕が残っており研究の対象となってきた個体です。
ゴルゴサウルスの周囲は通路になっており、様々な方向から観察することができます。
ただ、体高が高いため、さすがに間近で骨の骨の一つひとつを観察することまではできませんね。
このイベントの主役とも言えるレインが、ZONE05で登場するのに先立ち、このZONE02でもトリケラトプスの展示が充実しています。
次の化石は、手前がトリケラトプスの上眼窩角、奥がトリケラトプスの鼻角です。
いずれも実物化石なんですよ!
続いてトリケラトプスのフリルの化石です。
こちらも実物化石です。
植物や昆虫の化石も充実しています。
ララミディアには広大な陸地に多様な動植物が生息していたことを感じさせます。
恐竜の展示イベントでこういった化石が多数展示されているのは珍しいですね。
ガーの鱗の化石です。
生きた化石とも言われるガーですが、白亜紀のララミディアにはすでに生息していたんですね~。
ちなみにララミディアの地層から大量に発見されているようですよ。
スッポンの頭部と腹甲の化石です。
これらもララミディアの地層で発見されています。
以前、ヒタチナカリュウとされていた化石が実はスッポンの化石だったとご紹介させて頂きましたが、ガーと同様に歴史が長い種ですね。
プシッタコサウルスです。
小さくて可愛らしい印象ですよね。
恐竜くんのイラストで尾に羽毛がたったと紹介されていました。
大型の展示もいくつかあります。
こちらはタルボサウルスの頭骨レプリカです。
とってもごっつい形をしていますね。
ティラノサウルスの成長を再現した模型です。
その後ろには年齢と体重の関係を示したグラフが掲示されています。
13~14歳くらいから急激に成長していくことがわかります。
最終的な体重は約9000kgです!
この模型の中で、孵化したての雛がとっても可愛かったです♪
ZONE03のテーマは、"フィールドツアー~少年トリケラトプスの冒険~"です。
小さなトリケラトプスがララミディア大陸を冒険します。
ソニーの技術を活かした映像で、影の小さなトリケラトプスが歩く姿が再現されています。動画で写せずとっても残念ですが、ちょこまかと動くトリケラトプスがとっても可愛いです♪
この影の映像は、ティラノサウルス等の他の恐竜も登場します。
こちらは、トリケラトプスの子ども(幼体)を再現したものです。
トリケラトプスの幼体はこれまで発見されていません。
この復元模型は、この後、別のZONEで登場するレインと恐竜全般の研究データから再現されました。
このZONE03では、恐竜の世界で日常的に起きていただろう場面を切り取り再現されています。
こちらは、"追う存在、追われる存在。"という展示です。
現在の自然界でも日常的に繰り広げられている光景ですが、恐竜の大きな身体ですとさらに迫力がありますね!
ちなみに、追う恐竜はダコタサウルス、追われる側の恐竜はストルティオミムスです。
こちらの角度、ダコタラプトルの後方から見た方が、このテーマに合っている気がします。
こちらは、"大型翼竜 ケツァルコアトルスが突如、何かを狙って空から舞い降りてきた。"です。
ケツァルコアトルスが目の前に降り立ちました!
翼を折り畳んでいるにも関わらず、とにかく巨大です!
おススメはこの角度。
ケツァルコアトルスの懐に入り見上げた視点です。
捕食させる直前の光景のようです。
"穏やかな海、そこに広がるもう一つの世界。"です。
モササウルスがいます。
正面と側面からモササウルスが見れるようになっており、青い光で海を表現しています。
正面から見ると狙われている獲物の気持ちになります。
横から見るとモササウルスの長くしなやかな身体に圧倒されます。
どんなに海が穏やかに見えても、海中にはこの怪物のいる別世界が広がっていたのですね。
ZONE04は、"白亜紀体験シアター"です。
ZONE03で登場したトリケラトプスの冒険が迫力の映像で再現されます。
まるで、ララミディアの世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えます。
さらに地面が揺れます!
こちらもご紹介できないのが残念ですが、とにかく体感してほしいのです!!
ZONE05は、このイベント最大の目玉展示"特別展示「レイン」と「スタン」"です。
これが、奇跡の化石"レイン"です!!
ついに会えました~!
一生の内に直接目にすることができるなんて・・・。
感激です!
レインも周囲どの方向からも見ることができます。
2度とないチャンスです。
気が済むまで観察しましょう!
国立科学博物館のトリケラトプスもかなり状態が良いですが、それ以上にレインは素晴らしいです!
その向かいにはティラノサウルスの"スタン"です。
こちらはレプリカですが、躍動感のあるポージングで迫力があります。
スタンも周囲どの角度からも見ることができます。
この正面少し斜めくらいの角度がカッコよかったです!!
レインとスタンが向かい合って配置されています。
夢の対決ですね!
恐竜科学博では、他にも恐竜に関連した楽しいことがいっぱいです。
こちらは、恐竜の形をした食事・スイーツなどが食べられる食堂です。
子供たち大喜びです♪
恐竜ワークショップのコーナーです。
化石発掘、恐竜グラスガーデン、恐竜せっけんづくりが体験できます。
恐竜グッズを販売しているショップです。
スペースをとても広くとっており驚きの品揃えです。
恐竜科学博のオリジナルグッズが充実しています。
会場の最後には、今回の恐竜科学博に関係された方々の名前が掲示されています。
特徴的なのは、主催にソニーさんの関連会社が名を連ねていることでしょう。
そして特別協力としてブラックヒルズ地質学研究所、ヒューストン自然科学博物館の名があります。
この2組織のおかげで今回はレインを見ることができました!
さらにさらに、企画・監修は"恐竜くん"こと田中真士さんです!
田中真士さんが解説してくれるツアーのチケットもありました。
楽しそうですしとっても勉強になるでしょうね♪
レインの展示は何と言っても日本初!
一生に一度見れるかどうかの機会となったことに感謝しかありません。
また、ソニーさんの映像技術による迫力の展示は必見です。
是非、見学してみてください。
開催期間は、2021年7月17日~2021年9月12日です。
動画もご覧ください。