Prehistoriclifemanの日記

このブログでは、恐竜やディメトロドンなどの単弓類、パレオパラドキシアなどの束柱類、メガロドンなどの大型水生生物、マンモスなど、様々な古生物動画をアップします。 古生物と会えるスポットに訪問したり、化石発掘や古生物・恐竜イベントに参加したりします。 一緒に古生物の世界を楽しみましょう♪

【古生物紹介】パレオパラドキシア

今回は、パレオパラドキシアの紹介です。

 

哺乳類の束柱目に属する古生物です。

デスモスチルスとともに束柱を代表する種と言えます。

第三紀中新世にアメリカや日本など太平洋に生息していました。

体長が1.5~2.5m程度です。

 

"パレオ"は、"昔"を意味します。

"パラドキシア"は、"不思議なもの"を意味ます。

 

古生物であることを考えると、"昔"はそのまま昔生息していた生き物ということですね。

一方、"不思議なもの"とは、その姿にあります。

発掘された頭の骨がゾウの祖先のものと似ていました。

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パレオパラドキシアの頭の骨

また、特徴的な歯の形がジュゴンのものに似ていました。

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パレオパラドキシアの歯の化石

そして全体像はカバのようです。

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パレオパラドキシアの全体復元模型

現生生物の様々な特徴を持つ不思議な生き物、それがパレオパラドキシアです。

 

このパレオパラドキシアは、日本で非常に多くの化石が発見されている古生物です。

これまでに35ヶ所から約50の標本化石が発見されています。

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パレオパラドキシア全体骨格化石

植物食であり、水中の植物を食べていました。

あまり水深のあるところを泳ぎ回っていたというよりも、水辺や浅瀬で過ごしていました。

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パレオパラドキシアの生活の様子

 

日本の海に生息していたことが驚きですね。

一度で良いから動いている姿を見てみたかった!

 

動画もご覧ください。