Prehistoriclifemanの日記

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【古生物紹介】カルカロクレス・メガロドン

今回は、メガロドンを紹介します。

正式名称は、カルカロクレス・メガロドンです。

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巨大ザメ メガロドン

以前は、ホホジロザメ属を意味するカルカロドンと大きい歯を意味するメガロドンを組み合わせた"カルカロドン・メガロドン"という名前で呼ばれていました。

私もこちらの名前の方が馴染みがあります。

しかし、分類の研究が進められ、カルカロクレス属という新たな属名が設けられることも検討されるようになると、カルカロクレス・メガロドンという名前で呼ばれる方が一般的となってきました。

 和名では、ムカシオオホホジロザメと呼びます。

 

メガロドンは、軟骨魚類ですので骨は化石としてほぼ残りません。

しかし、歯だけは残ります。

これまでにも大量の歯が発見され、メガロドンの情報源として研究に役立てられています。

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メガロドンの口復元模型

メガロドンの歯が大量に見つかるには理由があります。

サメ全般に言える特徴ですが、歯を高い頻度で生え替わるのです。

そして、裏の方に複数の歯が備えられています。

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歯のストック

これにより、地層にはたくさんの歯が残ることとなりました。

メガロドンは、生態系の頂点にいました。

そしてクジラなどの大型生物を捕食していました。

しかし、海水温が下がっていく環境の中で獲物であるクジラはより低温の海へと移動していきました。

メガロドンは変温動物であり低温の環境では耐えられない為、獲物を追っていくことができませんでした。

海水温の低下と獲物の減少といった環境の変化が絶滅へと導きました。

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あらゆる獲物を食べ尽す大きな口

もし、メガロドンが生存し現代の海にも生息していたかと思うと、恐ろしいですね。

 

動画もご覧ください。