Prehistoriclifemanの日記

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【古生物紹介】ステゴサウルス

今回は、ステゴサウルスをご紹介します。

 

ステゴサウルスは、ジュラ紀に生息していた剣竜類の恐竜です。

ジュラ紀の中では、アロサウルスブラキオサウルスと並ぶメジャーな恐竜です。

また、剣竜類の恐竜の中では、群を抜いて博物館や恐竜などでの展示が多い、大人気の恐竜です。

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不可動型復元模型(水戸市立森林公園)

"ステゴ"=屋根,"サウルス"=トカゲから、ステゴサウルスと名付けられました。

この名の通り、背にある板骨が一番の特徴です。

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ステゴサウルスの背の板骨(伊豆ぐらんぱる公園)

板骨には、血管が多数通っていました。

この血管の多数を通った板骨によって、熱を放射し体温調整をしていました。

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板骨の血管痕(国立科学博物館)

以前は2列の板骨が左右同じ位置に立っていたとされていました。

しかし、現在では板骨は左右互い違いに立っていたとされています。

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左右2列同じ位置に並ぶ板骨(こども動物自然公園)

もう一つの特徴は、尾にあるトゲです。

以前は、このトゲが8本4対とされていました。

ステゴサウルス チャールズ・R・ナイト1901年油彩・カンヴァス ※特別展 恐竜図鑑

しかし、8本見つかるケースは2体分のトゲが同一ヶ所から発見されたものと考えられるようになり、現在では4本2対のトゲであったとされています。

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尾のトゲ(栃木県立博物館)

尾にあるトゲは先端が尖っており、皮膚を傷付けることができます。

この尾を振り回し、襲ってきた肉食恐竜を攻撃して追い払っていました。

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尾の先端が尖った4本のトゲ(国立科学博物館)

 

背の板骨と尾のトゲが特徴的なステゴサウルス

肉食恐竜にも対抗できる勇ましいステゴサウルスは魅力的ですね~。

 

動画もご覧ください。