今回は、アクセルロディクテュスをご紹介します。
アクセルロディクテュスは、白亜紀に生息した大型魚です。
現生のシーラカンスの仲間です。
シーラカンスの仲間に共通する特徴として、卵胎生であることが挙げられます。
卵胎生とは、卵のまま体の外に産み出すのではなく、卵を胎内で孵化させて稚魚の状態で産む繁殖方法です。
魚類は圧倒的に卵の状態で産む種が多いのですが、たまに卵胎生の魚がいます。
卵胎生は、孵化してある程度成長した稚魚の状態で親魚の外に出るため、生存率が高まります。
アクセルロディクテュスの繁栄に大きく寄与したと言えるでしょう。
アクセルロディクテュスは、非常に状態の良い化石が多数発掘されています。
博物館などでも現物の化石を見る機会が多いですね。
発掘場所がブラジルであることが多いですが、化石の多さは繁栄の証でもあります。
その特徴を、是非ご覧ください。