今回は、ニッポンサイをご紹介します。
その名の通り、かつて日本に生息していたのが、このニッポンサイです。
生息していたのは、第四紀更新世の中でも数十万年前までです。
現生のサイで最小サイズであるスマトラサイと近縁であり、サイズも概ねスマトラサイと同じで2.5~3.0m程度です。
小さいサイズ以外の特徴が角の数です。
クロサイやシロサイ、近縁であるスマトラサイは角が2本ですが、ニッポンサイは1本のみです。
角が1本の現生サイはインドサイとジャワサイです。
ニッポンサイの化石が最初に発見されたのは、山口県美祢市です。
その後、栃木県葛生市や千葉県市原市など数は多くないものの広範囲で発見されました。
最近では、日本にのみ生息していたものではなく、中国やロシアからも同種と思われる
化石が発見されています。
このことから、比較的寒い地域でも生息出来ていたことが分かります。
日本で生息していたことを想像すると、興奮してきますね!
動画もご覧ください。