Prehistoriclifemanの日記

このブログでは、恐竜やディメトロドンなどの単弓類、パレオパラドキシアなどの束柱類、メガロドンなどの大型水生生物、マンモスなど、様々な古生物動画をアップします。 古生物と会えるスポットに訪問したり、化石発掘や古生物・恐竜イベントに参加したりします。 一緒に古生物の世界を楽しみましょう♪

【古生物紹介】メガネウラ

今回は、メガネウラの紹介です。

基本情報
名前:メガネウラ
学名:Meganeura monyi
分類:昆虫網オオトンボ目メガネウラ科
時代:古生代石炭紀
体長:翼開長60~80cm
食性:肉食(魚食)

f:id:Prehistoriclifeman:20200818092211p:plain

メガネウラ復元模型①企画展:空にいどんだ勇者たち(群馬県立自然史博物館)

 

  

メガネウラは、巨大な昆虫です。

大きいを意味する"megas"とニューロン(神経細胞)を意味する"neuron"が由来となっています。

ここでのneuronは、翅(はね)にある脈のことです。

現生のトンボをご覧いただければわかる通り、昆虫の翅(はね)には、たくさんの枝分かれした筋があります。

これらの筋は翅脈と呼ばれていて、羽の強度を高めたり、代謝を向上させたりする機能を有します。

それだけ、大きな羽をもっていたということを表した名前なんですね。

 下の写真は復元化石ですが、翅脈が張り巡らされていることが分かります。

f:id:Prehistoriclifeman:20200822094522p:plain

メガネウラ全身復元化石(葛生化石館)

 

メガネウラは現生のトンボに非常に近い形をしていましたが、その大きさは現生の比ではありません。

 翅を広げた大きさが60~70cmもあり、現生のトンボで比較的大きなギンヤンマの10倍程度あります。

f:id:Prehistoriclifeman:20200822095844p:plain

メガネウラ不可動型復元模型(茨城県立自然博物館)

現生のトンボと同様に、幼虫期は水中で過ごします。

食性は肉食で魚や水生昆虫などを食べていました。

しばらくすると成虫となり地上を飛び回ります。

ここでも肉食ですが、地上にいる昆虫や小型の爬虫類などを食べていました。

f:id:Prehistoriclifeman:20200822100246p:plain

メガネウラ復元模型② 企画展:空にいどんだ勇者たち(群馬県立自然史博物館)

巨大な古生物昆虫として有名で、博物館の常設展示や企画展、その他イベントで目にすることが多々あるでしょう。

機会がありましたら、巨大な姿をご覧ください。

 

動画もご覧ください。