今回は、メガネウラの紹介です。
基本情報
名前:メガネウラ
学名:Meganeura monyi
分類:昆虫網オオトンボ目メガネウラ科
時代:古生代石炭紀
体長:翼開長60~80cm
食性:肉食(魚食)
メガネウラは、巨大な昆虫です。
大きいを意味する"megas"とニューロン(神経細胞)を意味する"neuron"が由来となっています。
ここでのneuronは、翅(はね)にある脈のことです。
現生のトンボをご覧いただければわかる通り、昆虫の翅(はね)には、たくさんの枝分かれした筋があります。
これらの筋は翅脈と呼ばれていて、羽の強度を高めたり、代謝を向上させたりする機能を有します。
それだけ、大きな羽をもっていたということを表した名前なんですね。
下の写真は復元化石ですが、翅脈が張り巡らされていることが分かります。
メガネウラは現生のトンボに非常に近い形をしていましたが、その大きさは現生の比ではありません。
翅を広げた大きさが60~70cmもあり、現生のトンボで比較的大きなギンヤンマの10倍程度あります。
現生のトンボと同様に、幼虫期は水中で過ごします。
食性は肉食で魚や水生昆虫などを食べていました。
しばらくすると成虫となり地上を飛び回ります。
ここでも肉食ですが、地上にいる昆虫や小型の爬虫類などを食べていました。
巨大な古生物昆虫として有名で、博物館の常設展示や企画展、その他イベントで目にすることが多々あるでしょう。
機会がありましたら、巨大な姿をご覧ください。
動画もご覧ください。