Prehistoriclifemanの日記

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【古生物紹介】コロンビアマンモス

今回は、コロンビアマンモスの紹介です。

 

基本情報
名前:コロンビアマンモス
学名:Mammuthus columbi
分類:長鼻目ゾウ科マンモス属
時代:第四紀更新世
体長:肩高3.5〜4m
食性:植物食

 

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コロンビアマンモス全身骨格レプリカ 全体像(国立科学博物館)

コロンビアマンモスは、第四紀更新世の時代に北アメリカに生息していたマンモスの仲間です。

第四紀更新世の前期、現在のアジアと北アメリカは陸続きになっていました。

当時、アジアに生息していたトロゴンテリーゾウ(学名:マンムートゥス・トロゴンテリイ、別名:ステップマンモス)は、北アメリカへ移動しました。

そして、進化を遂げてコロンビアマンモスという独自の種を形成しました。

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コロンビアマンモス全身骨格レプリカ(群馬県立自然史博物館)

コロンビアマンモスは、当時北アメリカに生息していたゾウ類の中で最大種でした。

といっても、肩高3.5〜4mほどであり、現生のゾウと大きな違いはありません。

特徴としては、大きな牙です。

左右に大きく開いて弧を描き、先端が中央に向いています。

これぞマンモス!といった大迫力の牙です。

もう一つの特徴としては、体毛の長さです。

マンモスと言えばケナガマンモスを思い浮かべる方が多いと思います。

ケナガマンモスはとても体毛が長く、そのイメージがマンモス全般のイメージとなっています。

しかし、このコロンビアマンモスは体毛が比較的短ったのです。

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コロンビアマンモス全身骨格レプリカ(国立科学博物館)

コロンビアマンモスは、その角や骨を加工した装飾品が多数見つかっています。

装飾品の材料として、また食料として人間の狩猟のターゲットにされていたのです。

コロンビアマンモスは徐々に数を減らし、第四紀更新世が終わる前に絶滅に至りました。

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コロンビアマンモス不可動型復元模型(国立科学博物館)

 立派な牙を持つコロンビアマンモス

全身骨格はレプリカでも大迫力です。

ぜひ、博物館などでご覧ください!

 

動画もご覧ください。