Prehistoriclifemanの日記

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【古生物紹介】カラモプレウルス

今回は、カラモプレウルスのご紹介です。

 

基本情報
名前:カラモプレウルス
学名:Calamopleurus
分類:条鰭綱アミア目アミア科
時代:白亜紀
体長:0.8m~1.2m
食性:肉食

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カラモプレウルス全身実物化石(国立科学博物館)

カラモプレウルスは、白亜紀に生息した大型魚です。

ブラジルのロムアルド部層から多数の化石が発見されています。

状態のよう全身化石がいくつもあり、当時の姿が良く分かります。

細かい鱗が敷き詰められた長い身体。

体長は0.8~1.2mほどです。

アミア科に属する現生生物は、アミア・カルヴァ一種ですが、体長はその2枚程度になります。大型生物が多数存在した白亜紀サイズですね。

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カラモプレウルス全身実物化石 1体目(城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー)

現生生物のアミア・カルヴァは、肉食です。

そして、カラモプレウルスも同様に肉食魚でした。

次の画像をご覧ください。

鋭い歯が多数並んでいます。肉食魚らしいですね。

また、クラドキクルス という、こちらも白亜紀の大型肉食魚がカラモプレウルスの腹部から頭を突き出した状態の化石も見つかっています。

お互いに相手を食べようとして相討ち状態になってしまったんですね。

この化石から、カラモプレウルスは相手を丸のみしていたことが伺えます。

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カラモプレウルス全身実物化石 頭部拡大(城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー)

高さの低い背びれも特徴的です。

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カラモプレウルス全身実物化石 背びれ拡大(城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー)

尾びれは扇形をしています。

現生アミア・カルヴァの尾びれは丸みを帯びているので、だいぶ印象が違います。

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カラモプレウルス全身実物化石 尾びれ拡大(城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー)

白亜紀の大型肉食魚、カラモプレウルス

博物館などで、是非ご覧になってください!

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カラモプレウルス全身実物化石 2体目(城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー)

 

動画もご覧ください。