今回は、岐阜県瑞浪市にある瑞浪市化石博物館(Mizunami Fossil Museum)のご紹介です。
★おススメ度 Bランク
評価理由ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎プラス点
・非常によくできたデスモスチルスとパレオパラドキシアの全身骨格レプリカ
・アンネクテンスゾウやイサナセタス・ラティセファルスの部分実物化石
・瑞浪地層群から発掘された数多くの貝やサメの歯化石展示
・展示物に対する個別の解説
×マイナス点
・比較的小型の展示が多い
※クジラ類の実物は大きかったはずだが展示は一部の化石のみ
・可動型の復元模型などはない
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入館してすぐに巨大なアンモナイトが展示されています。
大型アンモナイトのキャナドセラスの実物化石です。
その隣には、エナリアークトスの解説と化石が展示されています。
エナリアークトスは、アザラシやアシカ、オットセイなどの仲間である鰭脚下目に属する水生古生物ですね。
階段を上っていくと正面に2体の束柱類が見えてきます。
左側は、デスモスチルスです。
レプリカですが、非常によくできていて、特徴的な歯も観察できます。
実はデスモスチルスの頭部が世界で初めて発見されたのが、ここ瑞浪市なのです!
実物は、国立科学博物館に収蔵されているそうです。
小型ですが、生きていた時の姿がよく分かる模型です。
右側は、パレオパラドキシアです。
こちらもレプリカの全身骨格です。
口を大きく開いており、まるで生きているかのようです。
クジラの展示に力を入れている印象です。
こちらは、ヒゲクジラの仲間とされるイサナセタス・ラティセファルスの展示です。
完全に骨の形をしていますね。
発見したときはさぞかし興奮したことでしょう!
小型のゾウ、アンネクテンスゾウです。
大きさも驚きですが、もう一つの大きな特徴が下あごの牙です。
下あごの先に前方方向へ飛び出した牙があります。
瑞浪地層群で発見されたサメやエイの歯化石です。
非常に多くの状態の良い化石が展示されています。
こちらは瑞浪地層群から発見された貝化石です。
こんなに様々な貝が発掘できるなんて、素晴らしいですね~。
大型のものはありませんが、数多くの化石が展示されています。
特に瑞浪市で発見された化石の展示は必見です!
動画もご覧ください。