今回は、栃木県立博物館で開催されている企画展「アンモナイトの秘密~太古の海の不思議な生き物~」をご紹介します。
イベント概要ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イベント名:アンモナイトの秘密~太古の海の不思議な生き物~
開催期間:2022年7月16日~8月21日
開催場所:栃木県立博物館
主催者:栃木県立博物館
料金:一般260円、高校生・大学生120円、中学生以下無料
目玉展示:パラプゾシアの復元模型と化石レプリカ
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栃木県立博物館は恐竜などの常設展示が人気の古生物スポットですね~。
こういった博物館のイベントですと、ハードルがグイグイ上がっていきます!
博物館入口には、企画展の巨大ポスターが掲示されています。
様々なアンモナイトとその捕食者の姿が描かれています。
会場は2階の展示室2・企画展示室です。
同じく2階にある常設展示の展示室1とは入口が異なります。
ポスターが目印です。
ちなみに"アンモナイトの秘密"の他にテーマ展"いまも生きるアンモナイトのなかま"やテーマ展"ダンゴムシ"も同時開催しています。
テーマ展"いまも生きるアンモナイトのなかま"には、一部古生物も展示されているので一緒に見学することをおススメします。
会場入って最初の展示はアンモナイトを含む頭足類の系統樹です。
非常に長い歴史の中での進化が、化石と共に紹介されています
こちらは正常巻のアンモナイトたちです。
まさにアンモナイト!といった姿をしたアンモナイトが多数展示されています。
その隣には、異常巻アンモナイトの群れです。
こういったあまりにも異なる形状の種が存在していたことが、アンモナイトの魅力の一つですね。
これらのアンモナイトも海を泳いでいたんですよね~。
こちらは、アンモナイトとオウムガイを比較したものです。
それぞれ輪切りにして内部の構造が見られるようになっています。
アンモナイトとオウムガイの内部構造とその違いを説明しています。
類似点も多いですね。
アンモナイト以外の化石展示も多数あります。
こちらはケイチョウサウルスです。
小さいながら長い首がはっきり分かりますね。
アスピドリンクスです。
白亜紀のブラジルやヨーロッパに生息した魚類ですね。
細長いウロコがたくさん並んでいるのが分かります。
ステネオサウルスです。
ジュラ紀の海に生息したワニの仲間ですね。
口幅がとっても狭いです。
イクチオサウルスです。
魚竜の代表的な種ですね。
多数の骨が重なってその姿を形成しています。
アンモナイト含め多数の化石が発見されているゾルンホーフェンに関する展示もありました。
こちらは、翼竜のクテノカスマです。
非常に小さいですが、その姿がくっきり残っていますね!
アンモナイトのオッペリアです。
顎器付が付いた化石です。
始祖鳥です。
ここでお目にかかれるとは思っていませんでした。
始祖鳥もゾルンホーフェンから見つかっているのですよね!
プレシオテウチスです。
ゾルンホーフェンで多数発見されているようですね。
アンモナイトの天敵と言えばモササウルス!
モササウルス科のクリダステスが展示されています。
当時の姿が目に浮かぶような状態の良さです。
こちらもモササウルス科のプリオプラテカルプスです。
歯が鋭いですね~。
この歯ならアンモナイトの殻も突き破れそうです。
そして、モササウルスに噛まれた可能性のあるアンモナイトです。
ここでは、アンモナイトの穴の由来として、モササウルスに噛まれた説と付着したカサガイ類に空けられた説の2説が紹介されています。
大きな穴だらけですね。
モササウルスに噛まれたことによるものと考えると恐ろしいですね~。
会場で見上げると、そこにもアンモナイトの姿があります。
下からですと漏斗も見えます。
ここから海水を吐き出していたんですね。
こういった復元模型は化石として残らない部分まで再現されていてお子さんもイメージしやすいですね。
こちらが、今回の目玉となるアンモナイトです。
その名もパラプゾシアです!
巨大なアンモナイトですね~。
そしてこちらが、パラプゾシアの化石のレプリカです。
この大きさは衝撃的ですね!
これが海を泳いでいたなんて!
この企画展は、アンモナイトの展示数がとにかくすごい!
ここでご紹介したのはほんのごく一部です。
想像以上の充実っぷりでした!
また、アンモナイト以外の古生物も保存状態の良い実物化石が多数あり、見応え十分です!
開催期間が2022年7月16日~8月21日と短めですが、是非多くの方に足を運んで欲しい素晴らしいイベントです!
動画もご覧ください。