今年も終わりますね~。
コロナ渦となり多くのイベントが中止となった2020年、感染対策が充実しイベントが復活した2021年、そして2022年は感染対策を引き続き行いながらもコロナ渦以前と変わらぬほどたくさんのイベントが開催された年となりました。
ということで、毎年恒例になってきましたが、2022年の古生物体験をを振り返っていきたいと思います。
まずは、茨城県自然博物館で開催された企画展「ミュージアムパークコレクション~コレなに?コレみて!自然の宝、大公開!~」です。
2021年最初のイベントも茨城県自然博物館の企画展でしたね。
開催期間は、当初2022年2月26日から2022年6月12日の予定でしたが、ダイオウイカ展示ケースのホルマリン流出事故を受け休館となった影響で開催時期が遅れて、実質2022年3月9日から2022年6月12日が開催期間となりました。
茨城県自然博物館で開催された企画展は恒例のくす玉割も実施されました!
この企画展は茨城県自然博物館の数ある収蔵品の中で普段展示されていない標本を
展示するイベントでした。
博物館は、常設展示以外にもたくさんの標本を保有しているのですよね!
茨城県自然博物館の企画展ではいつも派手な入口になっていますが、今回もカラフルかつ密度の濃い入口になっていました。
今回は現生の動物や植物と共に、古生物の化石がいくつかいますね。
現生の動物や植物とともにたくさんの古生物も展示されていました。
こちらは、いくつかの古生物の足跡化石を展示するコーナーです。
プラティオサウルスの足跡化石です。
大きさを実感することができます。
ずらっと並んだ古生物たち。
こんなにたくさんの古生物たちがバックヤードにいたのですね。
個人的に目玉展示と感じたのは、こちらのパラミロドン(オオナマケモノ)です。
この企画展において最大級の古生物です。
続いて、渋谷ヒカリエで開催された「ディノサファリ2022~未来のヒカリ~」です。
開催期間は2022年4月27日~5月8日でした。
2021年も開催されたのですが、コロナに対する緊急事態宣言の影響を受けて3日間のみの開催となってしまいました。
2022年は完全開催です!
ディノサファリの素晴らしいところは、とにかく恐竜たちとの距離が近いということです。
ディノサファリ2022では、6種8体の恐竜が登場しました。
こちらは、4.8mのユタラプトル2体です。
全長9.0mのスコミムスです。
本イベント最大の恐竜です。
全長8.0mティラノサウルスです。
ティラノサウルスは欠かせませんよね!
ディノアライブのティラノサウルスはとにかくカッコいいです!
トリケラトプスの親子です。
子どもが全長3.0m、親が全長6.6mです。
子どものトリケラトプスはちょこちょこ歩いて近づいてくる姿がとっても可愛かったです!
夏になると古生物イベントが相次いで開催されました。
まずは、2022年7月29日に公開された映画「ジュラシックワールド~新たなる支配者~」に関連するイベントです。
全国の5都市で開催された恐竜イベント「ジュラシック・ワールド~新たなる支配者~POP UP」です。
私が見学したのは松坂屋上野店の東京会場で、開催期間は2022年7月13日から7月24日でした。
ジュラシック・ワールドに登場した恐竜たちが多数展示されていました。
開場となる松坂屋上野店に入店してすぐに、最新作に登場したブルーとベータ親子の親子がお出迎えしてくれました!
等身大のスタチューの他に、大型のスタチューがが多数展示されていました。
とってもリアルです!
それぞれ、映画で見たことのあるシーンが再現されています。
続いて、今年の夏最大のイベントと言ってもよいでしょう!国立科学博物館で開催された特別展「化石ハンター展」です。
開催期間は2022年7月16日~10月10日でした。
ロイ・チャップマン・アンドリュースがゴビ砂漠の探検を開始して100年の記念すべき年として、化石ハンター展が開催されることとなったそうです。
主役であるロイ・チャップマン・アンドリュースが鯨類の研究を行っていたということで、会場入ってすぐにツチクジラやイワシクジラが展示されていました。
プシッタコサウルスは1922年にアンドリュース率いる中央アジア探検隊副隊長のグレンジャーが初めて発見した恐竜ということもあり、ミイラと全身骨格のレプリカが展示されていました。
全身骨格も展示されていましたが、この成長段階の異なる頭骨がズラッと並んだ展示が目を引きました。
本特別展の目玉展示は、チベットケサイです。
会場では「アウト・オブ・チベット説」について詳しく解説がされています。
そして、「アウト・オブ・チベット説」を提唱するきっかけとしてチベットケサイやケブカサイが展示されていました。
チベットケサイは復元模型が製作・展示されていました。
まるで生きているようでした。
太くて力強くて迫力がありました!
子どものチベットケサイもいました。
成体に比べ角がとっても小さいですね。
続いて、栃木県立博物館にて開催された企画展「アンモナイトの秘密」でした。
開催期間は2022年7月16日から8月21日でした。
非常に多種多様なアンモナイトが展示されていました。
こちらは正常巻のアンモナイトたちです。
異常巻アンモナイトもたくさん展示されていました。
こういったあまりにも異なる形状の種が存在していたことが、アンモナイトの魅力の一つですね。
アンモナイトの天敵、モササウルスの展示も充実していました。
モササウルス科のクリダステスは全身の実物化石です。
モササウルスに噛まれた可能性のあるアンモナイトも展示されています。
ここでは、アンモナイトの穴の由来として、モササウルスに噛まれた説と付着したカサガイ類に空けられた説の2説が紹介されていました。
このイベントの目玉となるアンモナイト、パラプゾシアの復元模型です。
とにかく大きい!
そして、こちらがパラプゾシアのレプリカです。
いや~、こんな大きな姿のアンモナイトが海を泳いでいたなんて、驚きですね!
続いては夏に再び開催されたディノアライブ関連のイベントです。
「ディノアライブ・プレミアム夏休みスペシャルタイムダイバー」がIHIステージアラウンドで開催されました。
開催期間は2022年7月23日から9月25日でした。
タイムダイバーは、ディノアライブの中でも上位のイベントとしています。
登場する恐竜の数が多く、上演時間も長くて演出がバージョンアップされています。
たしかに、ディノサファリよりも多くの恐竜と、初登場の大型クラゲや翼竜まで登場しました。
ちょっと残念なのは、原則撮影禁止な点です。
ただし、カーテンコールだけは撮影OKでしたので、ごく一部ではありますが動画としてアップさせて頂きました。
360度回転する座席で、様々な風景のステージの中を歩き回る恐竜たちの姿を楽しむことが出来ました。
さらに、恐竜たちは時々舞台から降りて大暴れ!
間近で恐竜を迫力を体感できる演出に大興奮でした!
姿も動きもとってもリアルな恐竜たちに会える恐竜好きにはたまらないイベントでした。
続いてはTCA東京ECO動物海洋専門学校で開催された「第1回 KASEKI no MARKET」です。
開催期間は2022年10月29日から10月30日でした。
普段、一般公開していない常設展示と、このイベントのために集められた標本が展示されていました。
目玉はこちらのアクロカントサウルスの全身骨格でした。
なんと常設展示だそうです。
こんな立派な全身骨格が展示されているのに、一般公開されていないなんて!
イベント開催時には是非とも訪れてみてほしいですね!
プテラノドンもいました!
陸地で翼を折り畳んでいる状態のようです。
今回のイベントは「KASEKI no MARKET」ですから、1階の物販コーナーで販売されている化石が主役なんですよ!
事前情報にあった化石クジが大人気でした!
1回500円で必ず本物の化石が当たるもので、かなりの種類の化石があるようでした。
私も何度もチャレンジしてみましたが、アンモナイトやモササウルスの歯の化石などが当たりました!
大型の化石を当てている方もいました。
見て、買って、とても楽しいイベントでした。
また、2022年も古生物スポットを多数ご紹介させて頂きました。
2022年にご紹介させて頂いたスポットの内、注目はやはり福井県立恐竜博物館でしょう!
卵型のとってもユニークな形をした博物館。
世界三大恐竜博物館の一つです!
入館して中央のエスカレーターを下れば、恐竜時代への旅の始まりです!
福井県立恐竜博物館と言えば、こちらのティラノサウルスロボットを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
カッコいいですね!!
福井県立恐竜博物館を象徴するような存在です。
ティラノサウルス以外にも恐竜ロボットは多数います。
動きまで再現してくれるロボットたちの存在は嬉しいですね~。
フクイサウルスやフクイラプトルといった恐竜たちの化石や全身骨格レプリカ、復元模型にロボットまで多数の展示があります。
福井県立恐竜博物館は、2022年12月5日から2023年夏まで、リニューアルのための臨時休館になります。
再開するのが待ち遠しいですね!
福井県立恐竜博物館のある"かつやま恐竜の森"には、他にも古生物スポットが多数あります。
中でも絶対に行きたいのが"かつやまディノパーク"です。
動く恐竜たちがたくさんいます。
スピノサウルスです。
大きさ抑えめのスピノサウルスをよくみますが、ここのスピノサウルスはかなり大きいです!
こんなに大きなハンターに複数で襲われたら、恐ろしいですね~!
大きなトリケラトプス1体と小さなトリケラトプスが2体います。
親子のトリケラトプスと思われます。
さすがに大きくて迫力があります!
やはり、永遠のライバルですね!
福井県大野市にもいくつか質の高い古生物スポットが存在します。
こちらは大野市化石発掘体験センターHOROSSAです。
入口でティラノサウルスがお出迎えしてくれます。
動いて吠える迫力のティラノサウルスです。
こちらは廃材からできているティラノサウルスです。
離れてみるとティラノサウルスですが、近づいてみると様々な廃材で構成されているのがわかります。
トラッシーレックスという名前らしいです。
取っ手も良くできていました!
多数の化石も展示されています。
このHOROSSAで発掘できるものばかりです。
発掘体験で化石を見逃さないように、体験前にしっかりと目に焼き付けておきたいですね!
化石発掘は4つのエリアから自由に選んで体験できます。
たくさん置いてあるたくさんの石の中に化石が眠っているかもしれないのです。
石割は慣れるまでちょっと苦労するかもしれません。
ただ、結構な割合で化石を見つけることができます。
こちらは細い筋に見える植物の茎の化石です。
恐竜の化石も見つかるかもしれない、貴重な体験ができるスポットです!
こちらも古生物スポットなんです!
道の駅 九頭竜にいるのがこちらの2体のティラノサウルスです。
動いて吠えるんですよ!
こんなティラノサウルスが無料で見られるのですから、さすが福井県ですね!
福井県以外のスポットも多数ご紹介しました。
多数の古生物たちが生息しています。
ディメトロドンは中に入ることができます。
このように遊具になっている古生物もいます。
こちらはステゴサウルスです。
ここの恐竜たちは、どこか愛嬌のある表情をしています。
また、とても色鮮やかです。
出ました!ティラノサウルスです!
背筋を伸ばした昔ながらのスタイルでした。
水戸市森林公園の目玉はこちらのディプロドクスです。
とにかく巨大です!
首の下には大きな穴が空いています。
そして、尾の部分がすべり台になっていました!
続いては埼玉県東松山市にある埼玉県こども動物自然公園です。
こちらもたくさんの古生物たちが生息しています。
全体的にかなり歴史を感じさせる状態となっていますが、それぞれリアルな造形になっています。
特徴は同一種が複数いることです。
こちらのエリオプスも成体3体と幼体と思われる1体がいました。
始祖鳥も3体いました。
塗装が剥げてしまっていますが、元々はかなりカラフルな色合いだったようです。
中でもこちらのアパトサウルス(ここではブロントサウルスと呼ばれています)の3体がお気に入りです!
少し緑っぽいからだが周囲の植物と同化していきなり現れたような錯覚を覚えます。
こんなに大きな同一種の恐竜を3体も並べているなんて、とても珍しいですよね!
入館してすぐにプテラノドンがお出迎えしてくれます。
1階から見上げるプテラノドンも、2階から見下ろすプテラノドンもどちらもカッコいいです!
2階の展示室にはたくさんの古生物たちが待っています。
目玉はこちらのアロサウルスです。
なんと、半身が骨格になっています。
珍しい模型ですよね!
続いても博物館です。
アパトサウルスがお出迎えしてくれます。
奇妙な石の博物館で、なかなかお目にかかれないような珍しい石がたくさん展示されています。
化石も奇石の一種として多数展示されています。
こちらは巨大魚 ポルティウスですね。
こんなに状態が良い化石なんて素晴らしいですね!
こちらの博物館の凄いところは、ほとんどの化石が実物だということです。
目玉はこちらのモササウルス類の化石です。
モササウルス類としては小柄なクリダステスですが、全身骨格はさすがの迫力です!
最後にユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。
たくさんの恐竜たちと会えるジュラシック・パーク・エリアがあります。
まずは大人気のアトラクション ジュラシック・パーク・ライドです。
乗車中の撮影はできませんが、様々な恐竜たちと会うことができます。
大人気でいつも大行列です!
そして最後は急降下し着水します。
絶叫マシーンの要素もあるので、苦手な方は要注意!
ジュラシック・パーク・エリアには、もう一つ大型アトラクションがあります。
2つのアトラクションは撮影ができませんでしたが、撮影できるイベントがあります。
それがマイフレンド・ダイナソーです!
まるで生きているかのような恐竜たちが間近まで歩いて来てくれます。
大型の恐竜も登場します。
この日はステゴサウルスに会うことができました。
2022年もいろいろな体験ができました。
福井県立恐竜博物館は本当に素晴らしいですね!
また、イベントも中止はなく、無事開催されていきました。
2022年で特に素晴らしかったイベントは、国立科学博物館の「化石ハンター展」です!
迫力あるチベットケサイの復元は、息遣いまで感じられるほどリアルなものでした。
このチベットケサイの親子は筑波で暮らすとか・・・。
またいつか会いたいですね!
そして、2023年はすでに超大型イベントの開催情報があります。
恐竜博2023とジュラシック・ワールド展です!
今から楽しみで仕方がありません!
2023年の古生物の世界を楽しみましょう♪
動画もご覧ください!