今回は、神奈川県小田原市にある神奈川県立生命の星・地球博物館(Kanagawa Prefectural Museum of Natural History)をご紹介します。
基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
施設名:神奈川県立生命の星・地球博物館
場所:神奈川県小田原市入生田499
料金:20歳以上65歳未満520円、15歳以上20歳未満・学生300円、
高校生・65歳以上100円
主な古生物:ティラノサウルス、ディプロドクス、チンタオサウルス等の全身骨格、
ケツァルコアトルスのの復元模型
その他:現生生物のはく製や鉱物など多数の標本が展示されている
★おススメ度 Aランク
評価理由ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎プラス点
・全身骨格が非常に多い
・ティラノサウルス、ディプロドクスといった大型の全身骨格も多数あり
・ケツァルコアトルスの復元模型も空を飛んでいる
・小型の古生物の化石も多数展示されている
×マイナス点
・復元模型などの展示はなし
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ここは古生物がたくさんいる大型の博物館です。
入館するとエントランスホールがあります。
こちらでは早速古生物たちがお出迎えしてくれます。
かつて世界各地に生息していた陸海空の古生物たちです。
こちらはチンタオサウルスです。
立ち上がった姿で組み上げられていて高さがありインパクト抜群です!
その隣にはシファクティヌスがいます。(ここではクシファクチヌスと呼ばれています)
その大きさに驚きです!
尖った歯が多数ある大きな口を開けています。
この立体的な頭部を皆さんにも見て頂きたいです!
頭上には2種の翼竜が飛んでいます。
まずはアンハングエラです。
翼まで含めると結構大きく感じますね。
もう一種トゥープクスアーラです。
こちらはあまり見かけない翼竜ですね。
かなり高い位置にいます。
別の高い場所から見ることもできます。
高い場所を飛んでいる姿を見上げるのもよいですが、こうやって同じ高さで特徴的な頭部を見るのもよいですね!
エントランスホールを進んでいくと、立ち上がったクマがお出迎えしてくれます!
アラスカヒグマです。
さらに奥へと進んて行くと地球誕生や仕組みを学べる展示コーナーになります。
ここでは、たくさんの鉱物が展示されています。
色、艶、形、地球には様々な鉱物が存在するのですね~。
そして、いよいよ古生物たちの登場です。
"生命が変えていく地球"というコーナーからたくさんの古生物たちが姿を現します。
このコーナーでひときわ目を引くのは化石が群となっている大型の展示物です。
こちらはユウリプテルスです。
こんなにたくさんのユウリプテルスが同じ場所で化石となったのですね。
続いて恐竜の足跡化石です。
所々に残る足跡はジュラ紀前期の恐竜のものです。
こちらも凄い!アンモナイトの大群です!
"アンモナイトの壁"というタイトルが付いています。
個々の古生物たちの展示も充実しています。
こちらは古生物展示の常連 メソサウルスです。
続いて肺呼吸のできたユーステノプテロンです。
こちらも肺呼吸ができたスカウメナキアです。
頭部がとっても特徴的なディスコサウリスクスとエオペロバテスです。
さらに奥に進むと大迫力の古生物展示場になります。
古生物、現生生物の骨格や剥製など多数展示されています。
この展示場の天井の高さはこの恐竜のためでしょう。
ディプロドクスです。
凄い存在感です!
下を通り抜けられるような展示になっています。
下から見上げるディプロドクスは、その高さを実感できます!
ティラノサウルスです。
大規模な博物館を訪問した際には、大型獣脚類の存在に期待してしまいますよね。
この神奈川県立生命の星・地球館にはティラノサウルスがいました。
会えて良かった!
エドモントサウルスです。
ディプロドクスとティラノサウルスに挟まれているので、少し小柄に見えてきてしまいますが十分大きいです。
特の体高が高くて見上げるほどです。
カモノハシのようは顔が愛らしいですね。
巨鳥現る!
ドロモルニスです。
肢と口ばしが立派でね~!
ゴンフォテリウムです。
ゾウの仲間としては小柄ですよね
その前方にはアメリカマストドンがいます。
ゴンフォテリウムとは大きさがだいぶ違いますね。
さらにその前方にはアケボノゾウがいます。
こちらも小柄ですが真っ直ぐ前を向いた牙によってゴンフォテリウムとかなり異なった印象がありますね。
先頭にはコロンビアマンモスがいます。
先程のゴンフォテリウムと比べると遥に大きいです。
牙が立派ですね~。
頭骨の展示もたくさんあります。
こちらはティラノサウルスの頭骨です。
こちらはパキケファロサウルスです。
パキケファロサウルスのように特徴的な頭部を持つ古生物は頭骨の展示だけでも見応えありますね。
カマラサウルスです。
パキケファロサウルス同様に頭部が特徴的なので、頭骨の展示をよく見かけますね。
こちらは"化石ラボ"と呼ばれる研究室の中に展示されているトリケラトプスの頭骨です。
クリーニングの途中の状態を再現しているようです。
ガラス越しに観察することができます。
恐竜の歯化石です。
種によって歯も様々ですね~。
綺麗な横姿はもはや芸術です。
そして、ディプロドクスやティラノサウルスの頭上を大型の翼竜が飛んでいます。
ケツァルコアトルスです。
こんなに大きな翼竜が翼を広げて飛んでいた時代を想像すると興奮してきちゃいますね~。
ケツァルコアトルス以外にもマッコウクジラ、小クジラ、オキゴンドウ、オウギハクジラ、イッカクが頭上に展示されています。
このフロアには古生物だけでなく、たくさんのの剥製も展示されています。
種類の違う魚達が群れをなして泳いでいるかのようです。
頭上を泳ぐサメたちやリュウグウノツカイなどの大型魚は必見です!
こちらは霊長類たちの展示です。
その身体的な特徴だけでなくそれぞれのポージングも個性的でこだわった展示になっています。
エスカレーターで3階フロアへと向かいます。
1階フロアの古生物たちを上から眺めることができます。
ケツァルコアトルスを横から見ることもできますよ~。
3階フロアは「神奈川の自然を考える」という展示ですが、"神奈川の大地の生いたち"として古生物が多数展示されています。
中央にはナウマンゾウがいます。
このフロアで最も大きな古生物です。
続いてアケボノゾウです。
1階フロアとこの3階フロアとで2体いるのです!
束柱類が2体います。
1体目がパレオパラドキシアです。
日本ではたくさんの化石が発掘されていますね。
もう1体の束柱類がデスモスチルスです。
2体とも束柱類の代表的な種ですね。
ヤベオオツノジカです。
角を入れた高さはナウマンゾウに引けを取りません。
3階フロアをさらに進んで行くと「ジャンボブック展示室」があります。
大きな本に見立てたケースにたくさんの標本が展示されています。
その中には化石も多く含まれています。
コピドドンです。
木々の上で過ごしていた哺乳類ですね。
メッセロルニスです。
肢が長いですね~。
ホプロフォネウスです。
歯が鋭く恐ろしいハンターだったことがうかがえます。
いかがでしたでしょうか?
多数の化石が展示されているとても素晴らしい博物館です。
古生物好きの方々は、是非訪れて欲しいです!
動画もご覧ください。