今回は、ディメトロドンの紹介です。
ディメトロドンは、公園に恐竜の遊具などと一緒に設置されていることが多々あります。
また、歯が鋭くごつい顔、体をしています。
その為、恐竜と勘違いされていることが多いです。
しかし、ディメトロドンは恐竜ではありません。
単弓類に分類される古生物です。
"ディメトロドン"は「2種類の歯」を意味する名前です。
前方には獲物を突き刺しとどめを刺す大きな牙があります。
そして奥歯には獲物を食べる際に肉を切り裂く小さく鋭い歯があります。
ディメトロドンは、名前の由来となっている2種類の歯以上の特徴を持っています。
それは、遊具でも復元模型でも全身骨格でも、一目瞭然!
背中に長く伸びる多数の骨です。
背中の骨は皮膚で覆われていて、"帆"のようになっていました。
高さのある"帆"には血管が張り巡らされていました。
そして、ここに風を当てることによって体温を冷やしたり、太陽光に当てることにより体温を温めたりと、体温調整に利用していたのです。
恐竜が誕生する前のペルム紀に陸上における生態系の頂点に君臨していました。
こんな生き物が生息したなんて、恐竜以前の時代も興奮しますね!
動画もご覧ください。