今回は、ヤベオオツノジカをご紹介します。
ヤベオオツノジカは、第四紀更新世に生息していたシカの仲間です。
化石がナウマンゾウと同じ地層から多数発見されています。
このことから、ナウマンゾウと同じ地域、時代に共存していたことが分かります。
博物館などでも、ナウマンゾウとヤベオオツノジカを一緒に展示していることが多々あります。体高も2m弱あり、ナウマンゾウと比較しても遜色ない大きさがあります
特徴は、大きな角です。
左右に1本ずつ計2本生えています。
角は根元の少し上で上下に分かれ、先端に向かい広がっています。
角を突き合わせ長く力強い肢で踏ん張り押し合います。
大きく独特な角の形により、相手の角とがっちり嵌め合い力比べができたのです。
こんな大きなシカ同士の取っ組み合いですから大迫力ですね!
動画もご覧ください。