Prehistoriclifemanの日記

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【古生物紹介】カルノタウルス(Carnotaurus)

今回は、カルノタウルス(Carnotaurus)をご紹介します。

第4章 カルノタウルス全身骨格レプリカ※恐竜博2023(国立科学博物館)

基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:カルノタウルス
学名:Carnotaurus
分類:獣脚亜目アベリサウルス科カルノタウルス属
時代:白亜紀後期
地域:南米大陸
体長:7~9m
食性:肉食

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カルノタウルス可動型復元模型 (ぐらんぱる公園)

カルノタウルスは、白亜紀後期の南米大陸に生息した、肉食の恐竜です。

名前の由来は、肉食の雄牛です。

Carno=肉

taurus=雄牛

カルノタウルス不可動型復元模型 (古河恐竜パーク)

恐竜の名前に非常に多い"サウルス"ではなく、"タウルス(雄牛)"と名付けられています。

これは、頭部の目の上にある2本の角に由来します。

この2本の角は、カルノタウルスの大きな特徴です。

第4章 カルノタウルス全身骨格レプリカ※恐竜博2023(国立科学博物館)

もう一つに大きな特徴が前肢です。

カルノタウルスの前肢は極めて小さいのです。

カルノタウルス全身骨格レプリカ ※恐竜VS哺乳類—化石から読み解く進化の物語—(茨城県自然博物館)

前脚が小さいと言えばティラノサウルスが思い浮かびますが、カルノタウルスはさらに小さいですね。

ティラノサウルス タイソン&スコッティ 全身骨格※恐竜博2023(国立科学博物館)

カルノタウルスは大型ながら優れた機動力を有した強力な捕食者でした。

普段は小型の生物を捕食していました。

しかし、時には竜脚類のような大型の恐竜も獲物として捕らえていた可能性も指摘されています。

走る速度も速かったとされる大型のカルノタウルスに狙われたら、獣脚類と言えども捕食されていたかもしれませんね。

カルノタウルス(ディノアドベンチャー名古屋)

南米の大型捕食者 カルノタウルス。

当時、そこに生息していた生物にとって、恐ろしい捕食者であったに違いありません。

角や前肢など特徴的な姿から、今後も様々な場でお目にかかることでしょう。

 

動画もご覧ください。