Prehistoriclifemanの日記

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【古生物紹介】ミクロラプトル (Microraptor)

今回は、ミクロラプトル (Microraptor)をご紹介します。

ミクロラプトル全身骨格レプリカ (国立科学博物館)

基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:ミクロラプトル
学名:Microraptor
分類:獣脚類ドロマエオサウルス科
時代:白亜紀前期
生息地:中国
体長:70cm~90cm
食性:肉食

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ミクロラプトル白亜紀前期の中国に生息した恐竜です。

名前の由来は"小さな泥棒"です。

恐竜としては非常に小さい身体です。

その化石からは羽毛の痕跡が見つかっています。

ミクロラプトル全身骨格レプリカ ※いのちの色(茨城県自然博物館)

羽毛からは中空のメラノソームの痕跡が確認されています。

光の反射により虹色に光る黒色の羽毛を持っていたと考えられています。

ミクロラプトル復元模型:空にいどんだ勇者たち(群馬県立自然史博物館)

ミクロラプトルは鳥類が持つものに近い構造の翼を持っていました。

しかも前肢と後肢の計4つの翼を持っていたのです。

ただし、鳥類のような翼を強く羽ばたかせるための筋肉は持っていなかったと考えられています。

現生の鳥のように翼を羽ばたいて飛ぶのではなく、高所から4つの翼を広げて滑空していたものと思われます。

ミクロラプトル全身骨格レプリカ (神流町恐竜センター)

とても小柄な羽毛恐竜 ミクロラプトル

肉食ですが可愛らしくも思えます。

状態の良い化石も見つかっているので、そのレプリカなどを見る機会にも恵まれた恐竜です。

是非、博物館などに会いに行ってみてください!

 

★ミクロラプトルに会える場所

国立科学博物館         全身骨格レプリカ

神流町恐竜センター       全身骨格レプリカ

 

★ミクロラプトルに会えたイベント

・2020年 空にいどんだ勇者たち  (群馬県立自然史博物館)

・2023年 いのちの色  (茨城県自然博物館)

 

動画もご覧ください。