今回は、茨城県自然博物館で開催されている企画展「恐竜VS哺乳類 -化石から読み解く進化の物語-」をご紹介します。
イベント概要ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イベント名:恐竜VS哺乳類 -化石から読み解く進化の物語-
開催期間:2024年3月2日~6月9日
開催場所:茨城県自然博物館
主催者:茨城県自然博物館
料金:一般750円 高校・大学生460円 小・中学生150円 満70歳以上370円
目玉展示:カルノタウルス全身骨格
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2021~2023年は、3年連続でその年初めての古生物イベントがこちらの茨城県自然博物館の企画展でした。
今年は、すでにショッピングモールでのイベント2つに参加しており、この企画展が今年最初のイベントということではなくなりました。
とはいえ、やはり古生物イベントの開催が少ないこの時期の大型企画展は貴重ですよね~。
今回もありました、恒例のくす玉割り!
こういった気分を盛り上げてくれるイベントも嬉しいですよね!
こちらが企画展の入口です。
恐竜と哺乳類が睨み合うイラストです。
そして最初に出迎えてくれるのは、デイノニクスとスミロドンです。
この2体の睨み合いは、この企画展を象徴しているようですね。
本企画展は、第1章から第4章で構成されています。
第1章は"進化の物語をたどる"です。
この章では、ペルム紀から始まって現在まで、各時代の恐竜や哺乳類が紹介されています。
他の章と比較して圧倒的に多くの古生物が展示されていました。
まずはペルム紀です。
スクレロケファルスです。
全身の実物化石ですよ!
続いてディプロカウルスです。
ユニークな形をした頭骨ですよね~。
続いてセイムリアです。
2021年の企画展「化石研究所へようこそ」にも展示されていましたね!
古生物展示の常連、メソサウルスです。
実物の全身骨格です。
パレイアサウルスです。
実物の頭骨です!
ニクティフルレタスです。
こちらも実物の頭骨です。
ディキノドンです。
またしても実物の頭骨です。
ドヴィニアです。
復元模型と頭骨レプリカが展示されています。
ペルム紀の王者、ディメトロドンです。
常設展示から出張中です。
時代は三畳紀へと移ります。
シノキアモダスです。
中国に生息した板歯類ですね。
ノトサウルスです。
鰭竜類ですね。
ケイチョウサウルスです。
こちらも同じく鰭竜類ですね。
デスマトスクスです。
植物食の偽鰐類ですね。
ポストスクスです。
こちらは肉食の偽鰐類ですね。
リストロサウルスです。
ペルム期末の大量絶滅から生き残った単弓類ですね。
トリナクソドンです。
こちらも単弓類ですね。
いよいよ恐竜の登場です!
プラテオサウルスです。
三畳紀を代表する恐竜ですね。
ヘレラサウルスです。
こちらも三畳紀を代表する恐竜ですね。
コエロフィシスです。
とても状態の良い全身骨格のレプリカです。
ジュラ紀に突入しました。
たクテノカスマです。
翼竜類ですね。
ランフォリンクスです。
こちらも2021年の企画展「化石研究所へようこそ」に展示されていました!
エウリステルナムです。
実物化石ですよ~。
イクチオサウルスです。
こちらも実物の頭骨です。
プリオサウルスです。
大きな頭骨ですね~。
その後ろにいるのがタラシオドラゴンです。
首長竜類ですね。
ディプロドクスです。
ジュラ紀を代表する竜脚類ですね。
ステゴサウルスです。
こちらはジュラ紀を代表する剣竜類ですね。
アーケオプテリクスです。
ベルリン標本です。
白亜紀に移りました。
こちらはプリオプラテカルプスです。
モササウルス類ですね。
タラソメドンです。
首長竜類ですね。
アンモナイトの展示も複数ありました。
ディディモセラスです。
異常巻アンモナイトですね。
ゲオステルンベルギアです。
翼竜類ですね。
なんと実物の頭骨です!
パキケファロサウルスです。
頭頂部が立派ですね。
アンキロサウルスです。
大きな頭骨ですね。
ミクロラプトルです。
2023年の企画展「いのちの色」にも展示されていましたね。
コンフシウソルニスです。
こちらも2023年の企画展「いのちの色」にも展示されていました。
イクチオルニスです。
クチバシに歯がある鳥類から歯がない鳥類へ進化していった解説の中で、紹介されています。
白亜紀の哺乳類展示です。
ディデルフォドンです。
全身骨格と復元模型が並んで展示されていました。
時代は古第三紀に移ります。
ガストルニスです。
大型の鳥類ですね。
ガリヌロイデスです。
先程のガストルニスと比べて非常に小さいですね。
ヌミドテリウムです。
ゾウ類ですね。
アダピスです。
とても立派な実物の全身骨格です。
ディニクティスです。
こちらもなんと実物化石です。
普段は、常設展示となっています。
新第三紀に移りました。
パラエロドゥスです。
実物の全身骨格です。
スフェニスカスです。
ペンギン類ですね。
ティラコスミルスです。
牙が立派ですね~。
ブラマテリウムです。
キリン類ですね。
マストドンです。
大きな頭骨ですね~。
デイノテリウムです。
実物の下顎です。
フィセテルラです。
クジラ類ですね。
第四紀に移ります。
ケサイです。
寒さに適合した大型哺乳類として紹介されています。
ケナガマンモスです。
湾曲した大きな牙と臼歯です。
ホモ属出現!
ということで、現生人類と同じホモ属が紹介されています。
左からパラントロプス、ホモ・ハビリス、ホモ・ネアンデルターレンシス、ホモ・サピエンスです。
ドードーです。
人類の活動により絶滅した生物として紹介されています。
全身骨格が2体並んでいます。
左がスミロドン、右がダイアウルフです。
第2章は"現在を生きる恐竜と哺乳類"です。
恐竜の仲間である鳥類と、哺乳類の剥製が展示されています。
第3章は"比べてみる"です。
様々な化石について比較しています。
こちらは歯の比較です。
"かみ砕く"ティラノサウルスの歯です。
"切り裂く"カルカロドントサウルスとアクロカントサウルスの歯です。
"突き刺す"スピノサウルスの歯です。
"歯がない"オビラプトルの頭骨です。
"かみ切る"トリケラトプスの歯です。
"すき取る"ディプロドクスの歯です。
"すりつぶす"パラサウロロフスの歯です。
この章には大型の恐竜展示がいくつかあります。
コリトサウルスです。
食物をすりつぶす歯を持つ恐竜として紹介されています。
こちらは、今回の目玉展示となるカルノタウルスです。
速く走るための後肢を持っているとして紹介されています。
大迫力ですね!
こちらもインパクト抜群!
ブラキオサウルスの前肢です。
茨城県自然博物館の入口付近に常設展示して巨大マンモス松花江の前肢イラストと比較しています。
第4章は"化石から読み解く"です。
化石研究の成果が紹介されています。
こちらは福島県の双葉層群から発見されたフタバサウルスの頭骨です。
その下の写っているのが、フタバサウルスの近くから発見されたサメ類(クレタラムナ)の歯の化石です。
このサメがフタバサウルスを食べていたと紹介されています。
那珂湊層群から発見されたヒタチナカオオスッポンの化石です。
以前ご紹介しましたが、研究の結果から、ヒタチナカリュウ改めヒタチナカオオスッポンと命名されました。
どちらも実物化石です。
最後には触れる化石と化石発掘に使用される道具が紹介されています。
いかがでしたでしょうか?
想像していた以上に展示数が多かったです。
また、第3章に展示されているカルノタウルスは、大迫力で必見です。
是非、皆さんも訪れてみてください♪
動画もご覧ください。