Prehistoriclifemanの日記

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【古生物紹介】セイムリア(Seymouria)

今回は、セイムリア(Seymouria)をご紹介します。

イムリア(シームリア)全身骨格レプリカ(大阪市立自然史博物館)

基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:セイムリア(シームリア)
学名:Seymouria
分類:炭竜目セイムリア科
時代:ペルム紀
生息地:北アメリカ、ヨーロッパ
体長:50cm~60cm
食性:肉食

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イムリア不可動型復元模型(水戸市森林公園)

イムリアは、ペルム紀の北アメリカやヨーロッパに生息していたとされる両生類の仲間です。

名前の由来は、「Seymour」=シーモア町です。

その名の通り、テキサス州ベイラー郡にある"シーモア"という町の付近で最初の化石が発見されました。

イムリア全身骨格レプリカ(東海大学自然史博物館)

イムリアは大きな頭部に太い首を持ち、全体的にガッチリとした体形でした。

両生類と爬虫類双方の特徴を持っていることから、セイムリアは原始的な爬虫類と考えられていました。

頑丈な背骨や四肢を持っており、この特徴から、主に陸上で生活していたものと考えられます。

イムリア 復元模型(豊橋市自然史博物館)

その一方で、セイムリアの近縁種では水中で過ごしていたと考えられる幼生期の化石も発見遣されています。

このことから、セイムリアも幼生期を水中で過ごし、生体になると生活の場を陸上に移したものと考えられています。

イムリア不可動型復元模型(福井県立恐竜博物館)

両生類と爬虫類の特徴を合わせ持つセイムリア。

博物館には、アメリカの国立自然史博物館に所蔵されているこちらの標本が展示されていることが多いです。

イムリア不可動型復元模型※企画展:化石研究所へようこそ(茨城県自然博物館)

全身骨格で当時の姿を想像させる化石です。

是非、博物館に会いに行ってみてください!

 

動画もご覧ください。