今回は、セイムリア(Seymouria)をご紹介します。
基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:セイムリア(シームリア)
学名:Seymouria
分類:炭竜目セイムリア科
時代:ペルム紀
生息地:北アメリカ、ヨーロッパ
体長:50cm~60cm
食性:肉食
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セイムリアは、ペルム紀の北アメリカやヨーロッパに生息していたとされる両生類の仲間です。
名前の由来は、「Seymour」=シーモア町です。
その名の通り、テキサス州ベイラー郡にある"シーモア"という町の付近で最初の化石が発見されました。
セイムリアは大きな頭部に太い首を持ち、全体的にガッチリとした体形でした。
両生類と爬虫類双方の特徴を持っていることから、セイムリアは原始的な爬虫類と考えられていました。
頑丈な背骨や四肢を持っており、この特徴から、主に陸上で生活していたものと考えられます。
その一方で、セイムリアの近縁種では水中で過ごしていたと考えられる幼生期の化石も発見遣されています。
このことから、セイムリアも幼生期を水中で過ごし、生体になると生活の場を陸上に移したものと考えられています。
両生類と爬虫類の特徴を合わせ持つセイムリア。
博物館には、アメリカの国立自然史博物館に所蔵されているこちらの標本が展示されていることが多いです。
全身骨格で当時の姿を想像させる化石です。
是非、博物館に会いに行ってみてください!
動画もご覧ください。