Prehistoriclifemanの日記

このブログでは、恐竜やディメトロドンなどの単弓類、パレオパラドキシアなどの束柱類、メガロドンなどの大型水生生物、マンモスなど、様々な古生物動画をアップします。 古生物と会えるスポットに訪問したり、化石発掘や古生物・恐竜イベントに参加したりします。 一緒に古生物の世界を楽しみましょう♪

2023年古生物体験振り返る

今年も残すところ2日となりました。

 

2023年1月1日の記事「2023年も古生物生活!」にて、2023年期待のイベントを2つご紹介しました。

 

それが、恐竜博2023ジュラシックワールド展です。

 

しかしながら、ジュラシックワールド展は、残念ながら開催されませんでした。

いつか開催されるものと信じた待ちたいと思います。

ジュラシック・ワールド展ポスター①

さて、予定通り開催された恐竜博2023を始め、今年も多数の古生物イベントが開催されました。

そんな2023年を振り返ってみたいと思います!

 

まずは、茨城県自然博物館で開催された企画展「いのちの色 —世界をいろどる生きものたちー」です。

開催期間は、2023年2月18日~6月11日でした。

2021年、2022年に続き2023年も茨城県自然博物館の企画展から一年が始まりました。

今回は、恒例のくす玉割りの瞬間にも立ち合うことができました!

企画展名が現れたくす玉 ※いのちの色-世界をいろどる生きものたち-

企画展の入口です。

茨城県自然博物館の企画展はいつも入口のパネルが派手派手ですが、今回は色をテーマにした企画展ということもあり、とてもカラフルで目立ちますね~!

入口 ※いのちの色-世界をいろどる生きものたち-(茨城県自然博物館)

色とりどりの生物が多数展示されていた、この企画展。

グラデーション順に並ぶ動植物(赤) ※いのちの色-世界をいろどる生きものたち-

「失われた生きものの色」と題して、古生物標本とともに古生物の色に関する研究結果が解説されていました。

第6章 失われた生きものの色 ※いのちの色-世界をいろどる生きものたち-

ドードーは人類と生活を共にした数少ない古生物ということもあり、人類がその姿を見て残した文献や絵画から、その色について解説していました。

ドードーは灰色もしくは褐色の羽毛を持っていたようです。

ドードー全身骨格レプリカ ※いのちの色-世界をいろどる生きものたち-

色と言えばシノサウロプテリクスです。

羽毛にメラニン色素を含むメラノソームの痕跡が見つかったことで有名です。

シノサウロプテリクス全身骨格レプリカ3 ※いのちの色-世界をいろどる生きものたち-

ここでは化石と復元模型で色について解説していました。

シノサウロプテリクス不可動型復元模型3 ※いのちの色-世界をいろどる生きものたち-

プシッタコサウルスは、尾に羽毛が生えているのがはっきり分かる標本が展示されていました。

背中側が暗い色、腹部が明るい色をしていたそうですね。

プシッタコサウルス全身骨格レプリカ ※いのちの色-世界をいろどる生きものたち-

ステノプテリギウスの状態の良い実物化石も展示されていました。

小さな個体は全身黒く、大型個体はカウンターシェーディングをもっていたと解説されていました。

ステノプテリギウス実物全身骨格 ※いのちの色-世界をいろどる生きものたち-

続いては、今年最大のイベント!

恐竜博2023です。

開催期間は、2023年3月14日~6月18日でした。

ポスター ※恐竜博2023(国立科学博物館)

今回の恐竜博2023は"攻守"がコンセプトでした。

守りを代表する恐竜として装盾類を挙げ、「装盾類の進化」を第一章のテーマに多数の標本から解説していました。

第1章 初期の恐竜3種 ※恐竜博2023(国立科学博物館)

とても印象的な恐竜の数々。

こちらのスケリドサウルスは、皮骨に覆われた頑丈そうな身体をしていました。

第1章 スケリドサウルス全身骨格レプリカ ※恐竜博2023(国立科学博物館)

盾を代表する恐竜はズールです!

今回の目玉展示として、多数の標本が展示されていました。

悪魔のような顔、トゲトゲの胴体、ハンマーを備えた尾、トゲトゲの胴体と貴重かつユニークな実物化石を間近で観察することができました。

第2章 ズール実物頭骨化石※恐竜博2023(国立科学博物館)

第2章 ズール体骨格産状レプリカ ※恐竜博2023(国立科学博物館)

第2章 ズール実物体骨格化石※恐竜博2023(国立科学博物館)

第2章 ズール実物尾化石※恐竜博2023(国立科学博物館)

攻めのゴルゴサウルスと戦うズールです。

ズールが尾のハンマーをゴルゴサウルスの脛に当てて攻撃している姿が描かれています。

守りのズールも、守ってばかりではいなかったということですね。

第2章 ズール・ゴルゴサウルス全身骨格レプリカ※恐竜博2023(国立科学博物館)

一方、攻めの目玉はマイプです!

貴重な実物化石なんですよ!

第4章 マイプ ホロタイプ標本※恐竜博2023(国立科学博物館)

マイプは現時点で全身骨格が復元されていないそうで、今後復元が計画されているそうです。

その代わりに、同類のメガラプトルの全身骨格が展示されていました。

前脚のカギ爪が鋭く立派ですね!

第4章 メガラプトル全身骨格レプリカ※恐竜博2023(国立科学博物館)

攻めを語るのにティラノサウルスは外せません。

なんと、タイソンとスコッティの2体が展示されていました!

この2体が並んだ姿は大迫力でした!

第3章 ティラノサウルス タイソン&スコッティ 全身骨格※恐竜博2023(国立科学博物館)

続いて、第2回 化石のマーケットです。

開催期間は、2023年4月22日~4月23日でした。

展示会場と販売会場風景(第2回 化石のマーケット)

2022年10月に第1回が開催されましたが、半年が経過し第2回の開催となりました。

会場入口(第2回 化石のマーケット)

今回も、常設の標本とこのイベント用の特別展示がありました。

地下1階標本展示室(第2回 化石のマーケット)

このステノプテリギウスは、実物化石なんですね。

小型ですが、しっかりと骨格が残っている貴重な標本です。

ステノプテリギウス実物化石(第2回 化石のマーケット)

小型恐竜たちのレプリカも多数展示されていて、見応え十分です。

アウロルニス・シェイ全身骨格レプリカ(第2回 化石のマーケット)

もちろんアクロカントサウルスの全身骨格も我々を迎えてくれます。

何度見ても立派な姿です!

アクロカントサウルス全身骨格レプリカ(第2回 化石のマーケット)

今回も化石クジにチャレンジしました。

1回500円です。

化石クジコーナー(第2回 化石のマーケット)

凄いのが当たりました。

三葉虫の化石です。

やったー♪

化石クジで当てた三葉虫(第2回 化石のマーケット)

続いて、DINO SAFARI2023 恐竜ライブ ディノサファリです。

開催期間は、2023年4月27日~5月7日でした。

ポスター(ディノサファリ2023※渋谷ヒカリエ)

今回はディノサファリ初登場となるゲオステルンベルギアが姿を現しました。

頭部が大きくユニークな姿をしています。

子供にはちょっと怖いかな?

ゲオステルンベルギア 恐竜型メカニカルスーツ(ディノサファリ2023)

そして、ディノサファリのみならずディノアライブで初登場となるアンキロサウルスです。

尾のコブがとても立派でした。

アンキロサウルス 恐竜型メカニカルスーツ(ディノサファリ2023)

アンキロサウルス 恐竜型メカニカルスーツ(ディノサファリ2023)

席を立ってアンキロサウルスに近寄って観察できる時間が設けられたのです。

子供たちが羨ましかった!

アンキロサウルス 恐竜型メカニカルスーツ(ディノサファリ2023)

そして、ティラノサウルスアロサウルスの戦いは、ティラノサウルスが圧勝!

スピーディかつ迫力ある戦いにくぎ付けでした。

ティラノサウルスVSアロサウルス 恐竜型メカニカルスーツ(ディノサファリ2023)

続いては、東京たま大恐竜博です。

開催期間は、2023年4月29日~5月7日でした。

ポスター(東京たま大恐竜博※東京たま未来メッセ)

序盤のパネル解説の後、中盤にかけて化石展示がありました。

レプリカや実物化石の貴重な標本が多数展示されていました。

アンモナイト】アナパキデスカス 実物化石(東京たま大恐竜博※東京たま未来メッセ)

トリケラトプス 角レプリカ(東京たま大恐竜博※東京たま未来メッセ)

カルカロドントサウルス 実物脊椎骨(東京たま大恐竜博※東京たま未来メッセ)

化石展示の中心にいたのは、ゴルゴサウルスの頭骨です。

レプリカでしたが、そごい存在感でした!

タルボサウルス 頭骨レプリカ(東京たま大恐竜博※東京たま未来メッセ

このイベントは、非常にたくさんの恐竜ロボットを展示していることが特徴です。

こちらのタペヤラやテリジノサウルスのように、他ではあまり見かけない恐竜ロボットも展示されていました。

タペヤラ 可動型復元模型(東京たま大恐竜博※東京たま未来メッセ)

テリジノサウルス 可動型復元模型(東京たま大恐竜博※東京たま未来メッセ)

スピノサウルスは、青色のライトに照らされて、水中を泳いでいるような演出がなされていました。

ピノサウルス 可動型復元模型(東京たま大恐竜博※東京たま未来メッセ)

最後に登場したのがこちらのティラノサウルスです。

スピノサウルスが全長が長かったのに対して、こちらのティラノサウルスはとても分厚さがありました。

前かがみになって大きな口を開いて吠えるため、恐怖すら感じさせます。

ティラノサウルス 可動型復元模型(東京たま大恐竜博※東京たま未来メッセ)

続いては、『ジュラシック・パーク』30周年記念ギャラリーです。

開催期間は、2023年6月2日~7月26日でした。

1993年に公開された映画「ジュラシック・パーク」から30年目を記念したものです。

会場風景 ※『ジュラシック・パーク』30周年記念ギャラリー

多数の恐竜スタチューが展示されていました。

いずれもジュラシック・パークもしくはジュラシック・ワールドに登場した恐竜たちであり、映画のワンシーンを再現しています。

ジュラシック・パーク T-REX VS ヴェロキラプトル ボーナス版 1/8
※『ジュラシック・パーク』30周年記念ギャラリー

ジュラシック・パーク トリケラトプス EX版 1/15
※『ジュラシック・パーク』30周年記念ギャラリー

映画のオリジナル恐竜たちも登場。

ファンにはたまらないイベントですね!

ジュラシック・ワールド/炎の王国 インドラプター 1/6
※『ジュラシック・パーク』30周年記念ギャラリー

ジュラシック・ワールド インドミナス・レックス 1/15
※『ジュラシック・パーク』30周年記念ギャラリー

続いては、恐竜図鑑 失われた世界の想像/創造です。

兵庫と東京での開催で、開催期間は、兵庫が2023年3月4日~5月14日、東京が2023年5月31日~7月22日でした。

私は東京会場である、上野の森美術館で見学させていただきました。

ポスター※特別展 恐竜図鑑 _ 失われた世界の想像/創造

入場すると、恐竜が表紙となった大きな図鑑が展示されていました。

その後の展示を期待させてくれます。

入館直後の作品展示※特別展 恐竜図鑑 _ 失われた世界の想像/創造(上野の森美術館)

こちらはイグアノドンの復元模型です。

恐竜の研究が進むにつれて、人類が想像・創造する姿も移り変わっていきました。

この復元模型は、そのことを象徴する存在です。

イグアノドン復元像の変遷 復元像3体※特別展 恐竜図鑑

イグアノドン復元像の変遷 水晶宮に展示されたイグアノドンの模刻※特別展 恐竜図鑑

イグアノドン復元像の変遷 イグアノドン、クラシックスタイル※特別展 恐竜図鑑

我々がイメージするイグアノドンの姿は、こちらですね。

しかし、この姿もこれからの研究によっては変わっていくかもしれません。

イグアノドン復元像の変遷 イグアノドン2010年※特別展 恐竜図鑑

貴重な絵画も多数展示されていました。

こちらは、「ドゥリア・アンティクィオル(太古のドーセット)」です。

古生物の生態を復元した史上初の絵画と言われる作品を見ることができました。

ドゥリア・アンティクィオル(太古のドーセット)
ヘンリー・デ・ラ・ビーチ1830年水彩画・紙※特別展 恐竜図鑑

こちらは、「イグアノドンの国」という作品です。

クロコダイル、イグアノドン、メガロサウルスが絡み合い、右下には小さくプテロダクティルスも描かれています。

いずれも早い時期に化石が発見された生物ばかりです。

イグアノドンの国 ジョン・マーティン 1837年水彩・紙 ※特別展 恐竜図鑑

歴史ある作品ばかりではありません。

近代的な作品も多数展示されていました。

こちらは、篠原愛さんの「ゆりかごから墓場まで」です。

恐竜は、モノロフォサウルスであり、制服の少女たちと朽ち果てた恐竜の対照的な姿が印象的な作品です。

また、少女の手には小鳥がいます。恐竜からの進化を感じさせます。

ゆりかごから墓場まで 篠原愛2010-11年 油彩・カンヴァス ※特別展 恐竜図鑑

こちらも素晴らしい大作です。

小田隆さんの、その名も「アンハングエラ」という作品です。

アンハングエラが水面ギリギリを飛行して魚をキャッチしている姿が描かれています。

アンハングエラ 小田隆2008年 アクリル・カンヴァス ※特別展 恐竜図鑑

アンハングエラ 小田隆2008年 アクリル・カンヴァス ※特別展 恐竜図鑑

続いては、福井県立恐竜博物館リニューアルオープンPRキャラバン隊です。

全国4ヶ所で2023年5月~7月上旬にかけて開催されました。

イベントポスター ※福井県立恐竜博物館リニューアルオープンPRキャラバン隊

会場には、ティラノサウルストリケラトプスの頭骨が展示されていました。

商業施設にこんな立派な恐竜の頭骨が展示されていたら、かなり注目を集めますね。

ティラノサウルス頭骨レプリカ ※福井県立恐竜博物館リニューアルオープンPRキャラバン隊

トリケラトプス頭骨レプリカ ※福井県立恐竜博物館リニューアルオープンPRキャラバン隊

福井県立恐竜博物館のリニューアルを記念したイベントですから、当然のようにこの2体も展示されていました。

フクイラプトルフクイサウルスの全身骨格レプリカです。

この2体を見て、さらに福井県立恐竜博物館のリニューアルが待ち遠しくなりました!

フクイラプトル・フクイサウルス全身骨格レプリカ
福井県立恐竜博物館リニューアルオープンPRキャラバン隊(モラージュ菖蒲)

続いて、「ジュラシック・パーク」30th ANNIVERSARY POP UPです。

全国3ヶ所で2023年6月~8月に開催されました。

入場口がジュラシック・パークのエントランスゲートになっているこだわりようです!

エントランスゲート ※『ジュラシック・パーク』30th Anniversary POP UP(大丸東京店)

多数の恐竜スタチューが展示されていました。

(プライム1スタジオ)スタチュー特別展示・販売
※『ジュラシック・パーク』30th Anniversary POP UP

このイベントの目玉は、映画で使用された小道具の展示でした。

ヴェロキラプトルのカギ爪やネドリーのマグカップ・レインコートなどの貴重な品が展示されていました。

ヴェロキラプトルのかぎづめ ※『ジュラシック・パーク』30th Anniversary POP UP

コーヒーマグ ※『ジュラシック・パーク』30th Anniversary POP UP

ネドリーのレインコート ※『ジュラシック・パーク』30th Anniversary POP UP

続いては、科学で楽しむ妖怪展です。

開催期間は、2023年7月12日~9月10日でした。

外観(港区立みなと科学館)

妖怪が主役のこのイベント。

妖怪のイラストが多数展示されています。

提灯お化けトリックアート ※科学で楽しむ妖怪展(港区立みなと科学館)

ここにどのように古生物が関係してくるのか・・・。

それは、妖怪と呼ばれるものが、実は現生物・古生物から創造されたのではないか?との説を示す為、標本などが展示されているのです。

例えば、こちらは龍がワニと鹿の角から創造された可能性を指摘しています。

龍とワニ ※科学で楽しむ妖怪展(港区立みなと科学館)

そのため、このイベントを象徴する存在としてマチカネワニのシルエットが展示されていました。

マチカネワニ全身骨格シルエット ※科学で楽しむ妖怪展(港区立みなと科学館)

一つ目の妖怪については、ジュゴンのような水棲生物もしくはナウマンゾウなどのゾウの仲間の頭骨からイメージされたという説を紹介しています。

一つ目の妖怪と水棲哺乳類の頭骨 ジュゴン頭骨レプリカ
※科学で楽しむ妖怪展(港区立みなと科学館)

ここではジュゴンの頭部レプリカが展示されていました。

ジュゴン頭骨レプリカ ※科学で楽しむ妖怪展(港区立みなと科学館)

天狗の爪としてメガロドンの歯が展示されていました。

こちらは、わりと耳にするお話ですね。

メガロドン歯化石 ※科学で楽しむ妖怪展(港区立みなと科学館)

今回最大の標本は、こちらのプロトケラトプスでした。

グリフォンのモデルとして紹介されていました。

サイズはグリフォンのイメージとだいぶ違いますが、くちばしのあたりは似ている気がします。

プロトケラトプス全身骨格レプリカ ※科学で楽しむ妖怪展(港区立みなと科学館)

続いて、DinoScience 恐竜科学博2023です。

開催期間は、2023年7月21日~9月12日でした。

会場入場口(東京ミッドタウン)

恐竜科学博は、2021年にパシフィコ横浜で初めて開催されたイベントであり、今回で2回目です。

トリケラトプスの幼体が翼竜を追いかけ群れとはぐれたことにより、冒険を始めるというストーリーは以前と変わらっておらず、展示標本も大きな変化はありません。

ZONE 03 テーマ「小さな翼竜を追いかけて」
※DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN

しかし、全く新しい展示がないわけではありません。

こちらの白亜紀アクアリウムと呼ばれるゾーンの一コマ。

ここに展示されている古生物エラスモサウルス、エンコドゥス、トクソケリスは、全て初登場の標本です。

今回の目玉と言えます。

ZONE 04 白亜紀アクアリウム エンコドゥス・ペトロススを追いかけるエラスモサウルス※DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN

ZONE 04 白亜紀アクアリウム エラスモサウルス幼体復元全身骨格
※DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN

ZONE 04 白亜紀アクアリウム エンコドゥス・ペトロスス幼体全身骨格標本
※DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN

ZONE 04 白亜紀アクアリウム トクソケリス全身骨格標本
※DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN

また、同じく白亜紀アクラリウムゾーンの、こちらの一コマ。

モササウルスにヘスペロルニスが襲われています。

前回もモササウルスは登場したものの、ヘスペロルニスについては初登場です。

ヘスペロルニスが襲われる演出を加えることで、モササウルスの獰猛さが強調されましたね。

ZONE 04 白亜紀アクアリウム ヘスペロルニス・グラシリスを食べようとするモササウルス全身骨格標本※DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN

もちろん、トリケラトプスのレインと、ティラノサウルスのスタンも登場します。

レインは今回レプリカになってしまいましたが、それでもこの2体の戦いは迫力があります。

ZONE 07 トリケラトプス【レイン】VSティラノサウルス【スタン】全身骨格レプリカ ※DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN

続いては、いよいよ福井県立恐竜博物館リニューアルオープンとなりました。

リニューアルオープン日は、2023年7月14日でした。

正面外観(福井県立恐竜博物館)

リニューアルに先立って、2023年5月25日にティラノサウルスのモニュメントが設置されていました。

こちらは、2018年に公開された「ジュラシック・ワールド 炎の王国」に登場するティラノサウルスをモデルとしているそうです。

ジュラシック・ワールド 炎の王国 ティラノサウルス復元像(福井県立恐竜博物館)

恐竜展示については、恐竜の配置や姿勢、展示標本そのものがいくつも変わっています。

こちらは、最も有名と言っても過言ではない、ティラノサウルスの恐竜ロボットですね。

少し動きの設定が変わっているのです!

こちらもリニューアル前から変わりありません

そして、ティラノサウルス恐竜ロボットの左右は、サウロロフスとタルボサウルスの展示に変わりました。

タルボサウルスは、以前のゴジラスタイルから、前傾姿勢に大きく変化しました。

こちらの方が躍動感があって、自然な姿勢に見えますね。

サウロロフス複製全身骨格(福井県立恐竜博物館)

タルボサウルス複製全身骨格(福井県立恐竜博物館)

以前、タルボサウルスがいたティラノサウルス全身骨格の隣のスペースには、スコミムスの全身骨格が展示されていました。

こちらのスコミムスは、「恐竜展2021」でも見かけましたね。

スコミムス複製全身骨格(福井県立恐竜博物館)

初登場となる標本も多数展示されていました。

こちらのブラキオサウルスの幼体も初登場です!

小型竜脚類は可愛らしいですね♪

ブラキオサウルス(幼体)複製全身骨格(福井県立恐竜博物館)

リニューアル後の目玉展示は、こちらのブラキロフォサウルスです。

ブラキロフォサウルス【レオナルド】実物ミイラ化石(福井県立恐竜博物館)

実物のミイラ化石でレオナルドと呼ばれています。

とっても貴重な標本で、周囲を通路に囲まれていますので、色々な部位を間近で観察することができます。

ブラキロフォサウルス【レオナルド】頭骨部(福井県立恐竜博物館)

リニューアルに伴い建築された新館は、中央部に恐竜の塔と呼ばれるモニュメントがありました。

全て福井県勝山市で発見された恐竜たちです。

恐竜の塔(福井県立恐竜博物館 新館ホール)

新館には、イベントを開催できる多目的ホールがあります。

ここでは、リニューアル後にDINO-A-LIVE in 恐竜博物館 ~蘇った福井の恐竜たち~が開催されていました。

開催期間は、2023年7月22日~8月20日でした。

開場風景「DINO-A-LIVE in 恐竜博物館 ~蘇った福井の恐竜たち~」(福井県立恐竜博物館)

福井県を代表する恐竜、フクイラプトルフクイサウルスが登場しました。

フクイサウルス恐竜型メカニカルスーツ
「DINO-A-LIVE in 恐竜博物館 ~蘇った福井の恐竜たち~」(福井県立恐竜博物館)

フクイサウルス・フクイラプトル恐竜型メカニカルスーツ
「DINO-A-LIVE in 恐竜博物館 ~蘇った福井の恐竜たち~」(福井県立恐竜博物館)

さらに、アロサウルスも登場!

フクイラプトルと戦い、首元に噛みついていました。

アロサウルス・フクイラプトル恐竜型メカニカルスーツ
「DINO-A-LIVE in 恐竜博物館 ~蘇った福井の恐竜たち~」(福井県立恐竜博物館)

さらに、新館には化石研究室も新しい施設もあります。

こちらでは、その名の通り、化石研究体験を行うことができます。

化石研究体験室前 ※福井県立恐竜博物館 化石研究体験

入口(福井県立恐竜博物館 化石研究体験)

私はT.rex頭骨復元、化石クリーニング、CT化石観察を行ってきました。

11月中旬~4月中旬は、T.rex頭骨復元ではなく化石発掘プラスが体験できます。

福井県立恐竜博物館は、さらに集客力がアップしましたね!

Lab1 T.rex頭骨復元※福井県立恐竜博物館 化石研究体験

Lab1 T.rex頭骨復元※福井県立恐竜博物館 化石研究体験

Lab2 化石クリーニング 削り中※福井県立恐竜博物館 化石研究体験

Lab2 化石クリーニング※福井県立恐竜博物館 化石研究体験

 

Lab3 CT化石観察※福井県立恐竜博物館 化石研究体験

続いては、海 —生命のみなもと―です。

入口のイメージイラストパネル※特別展 海(国立科学博物館)

海洋生物の展示が充実したこの特別展。

こちらは、この特別展の目玉となるフロアです。

現生の海洋生物たちの標本が多数展示されています。

展示風景※特別展 海(国立科学博物館)

特にナガスクジラの復元模型の裏側には、実物の頭骨が展示されているのです!

第2章 ナガスクジラ実物骨格・復元模型※特別展 海(国立科学博物館)

さぁ、少し展示を遡って第1章にいきなり古生物たちが登場します。

第1章は生命の誕生と進化を紹介しています。

第1章 初期生命誕生の場?:白い熱水噴出域 模型 ※特別展 海(国立科学博物館)

こちらが古生物の展示コーナー。

ものすごい人でした!

第1章 生命の進化 展示風景※特別展 海(国立科学博物館)

イラストと化石(ほとんど実物)が並んで展示されているため、当時の姿がイメージしやすくなっていました。

第1章 生命の進化 展示風景※特別展 海(国立科学博物館)

第1章 生命の進化 ピカイア実物化石※特別展 海(国立科学博物館)

第1章 生命の進化 ピカイア実物化石※特別展 海(国立科学博物館)

国立科学博物館で所蔵している豊富な標本と、他の博物館などから出張している標本とで、非常に充実した展示になっていました。

第1章 生命の進化 ボスリオレピス実物化石※特別展 海(国立科学博物館)

第1章 生命の進化 スカウメナキア実物化石※特別展 海(国立科学博物館)

第1章 インドネシアシーラカンス実物標本 ※特別展 海(国立科学博物館)

続いて、DINO SAFARI GIGANT 恐竜ライブ ディノサファリです。

これまで渋谷ヒカリエで開催していたDINO SAFARIのパワーアップ版です。

出演する恐竜の数がとにかく多い!

ぴあアリーナMM会場風景(DINO SAFARI GIGANT)

先程ご紹介したDINO SAFARI2023 恐竜ライブ ディノサファリで初登場となったアンキロサウルスステゴサウルスとともに登場です。

アンキロサウルス&ステゴサウルス登場(DINO SAFARI GIGANT)

さらに、ブラキオサウルスも登場!

こちらは、2022年が最後となった夏のDINO-A-LIVEイベント"TIME DIVER"に登場していましたが、DINO SAFARIには初の登場です。

ブラキオサウルス登場(DINO SAFARI GIGANT)

ブラキオサウルス登場(DINO SAFARI GIGANT)

DINO SAFARI、DINO-A-LIVEイベントと言えば、ティラノサウルスが欠かせません。

右目を怪我したティラノサウルスが初登場です。

何度見ても凄い迫力です!

ティラノサウルス登場(DINO SAFARI GIGANT)

左目にキズを負ったティラノサウルス(DINO SAFARI GIGANT)

そして、今回の目玉はギガノトサウルスです。

ギガノトサウルス登場(DINO SAFARI GIGANT)

ティラノサウルスに噛みつくギガノトサウルス。

黒と白の配色をした身体が不気味さを感じさせます。

ギガノトサウルスvsティラノサウルス(DINO SAFARI GIGANT)

続いて、第3回 化石のマーケットです。

開催期間は、2023年11月4日~11月5日でした。

アクロカントサウルスの向こうに見える化石の販売会場(第3回 化石のマーケット)

今年は2回開催されました。

やはり、常設と特別展示がありました。

プテラノドンの全身骨格から、頭骨の数々は常設ですね。

地下1階展示室風景(化石のマーケット)

一方、特別展示としてプウィアンゴサウルスの大髄骨が展示されていました。

実物化石であり、唯一触ることができました。

プウィアンゴサウルス大髄骨実物化石(第3回 化石のマーケット)

こちらは、今回の目玉展示であるモササウルスの頭骨です。

なんと、こちらも実物化石です。

特徴的な歯が残っていますね。

モササウルス頭骨実物化石(第3回 化石のマーケット)

モササウルス頭骨実物化石(第3回 化石のマーケット)

今回も化石クジを引きました。

色々と当たりましたが、一番気に入ったのはスクアリコラックスの歯化石です。

化石クジ(第3回 化石のマーケット)

【化石クジ】スクアリコラックス・プリストドゥン歯実物化石(化石のマーケット)

続いて、第32回 東京ミネラルショーです。

開催期間は、2023年12月8日~12月11日でした。

日本最大級の鉱物イベントということもあり、ものすごい賑わいを見せる会場。

会場風景 ※第32回 東京ミネラルショー(池袋サンシャインシティー文化会館ビル)

お目当ては、化石テーマ展示コーナーです。

展示会場 ※第32回 東京ミネラルショー(池袋サンシャインシティー文化会館ビル)

貴重な標本が多数展示されていました。

カイノテリウム全身骨格標本 ※第32回 東京ミネラルショー

アムフィキオン全身骨格標本 ※第32回 東京ミネラルショー

今回の目玉はこちらのディアセラテリウムの全身骨格です。

日本初公開となるサイの仲間の全身骨格でした。

ディアセラテリウム全身骨格標本 ※第32回 東京ミネラルショー

最後にご紹介するのは、進化する!?恐竜研究展です。

開催期間は、2023年12月13日~2024年1月30日です。

今回の展示は恐竜の進化ではなく、恐竜研究の進化にスポットを当てています。

入場してすぐに目玉となるアロサウルスの登場です。

ここでは、アロサウルスが仲間の死肉を食べていたという研究結果が紹介されていました。

アロサウルス全身骨格標本 ※進化する!?恐竜研究展(港区立みなと科学館)

こちらはアンキオルニスの全身骨格です。

展示パネルにても色の研究に関して解説されており、アンキオルニスは色が解明された恐竜として展示されていました。

アンキオルニス全身骨格標本 ※進化する!?恐竜研究展(港区立みなと科学館)

となりに復元模型が展示されていて、その色をイメージしやすくなっています。

トサカの赤が特徴的ですね!

アンキオルニス復元模型 ※進化する!?恐竜研究展(港区立みなと科学館)

今年は例年以上にいろいろな体験ができました。

特に恐竜博2023福井県立恐竜博物館のリニューアルオープンは素晴らしかった!

来年も様々なイベントが開催されることに期待したいと思います。

2024年も古生物を楽しみましょう!

 

動画もご覧ください。