今回は、TCA東京ECO動物海洋専門学校(第3校舎)で開催されたイベント「第1回 KASEKI no MARKET in Tokyo」をご紹介します。
イベント概要ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イベント名:第1回 KASEKI no MARKET in Tokyo
開催期間:2022年10月29日~10月30日
開催場所:TCA東京ECO動物海洋専門学校 第3校舎
主催者:化石のマーケット実行員会
料金:無料
目玉展示:アクロカントサウルス全身骨格レプリカ(常設だがイベント時のみ公開)
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TCA東京ECO動物海洋専門学校は、東西線の西葛西駅から約500メートルほどのところにあります。
東西線沿いを歩いて行くと分かりやすいです。
周辺に他の校舎があるようですが、開催場所は第3校舎でした。
開催時間前に会場に着きましたが、すでに列ができていました。
ご覧ください!
獣脚類のイラストと「DINOSAUR MUSEUM ECO」のロゴが目印となっています。
思わず入りたくなりますが、普段は一般公開されていないのでご注意ください!
イベントのポスターが掲示されていました。
今回のイベントは、「KASEKI no MARKET」です。
その名の通り化石の販売が行われます。
開催期間は2022年10月29日~30日でした。
入場すると、吹き抜けになっている中央部分に立派な獣脚類の全身骨格が姿を現します。
他にも多数の化石展示があるようですね。
早速、地下1階に降りて間近で見てみます。
入場してすぐのところに地下への階段があります。
地下1階は化石を中心とした標本の展示会場になっています。
先程、1階から見えていた大型獣脚類を中心としてその周囲や足元にたくさんの標本が展示されています。
獣脚類の正体は、アクロカントサウルスでした!
地下1階から地上1階にかけての吹き抜けの空間で凄まじい存在感を放っています。
入口の獣脚類のイラストは、アクロカントサウルスだったのかな?
こちらのアクロカントサウルスは、今回のイベントのために展示されているのではなく、常設展示だそうです。
ただし、TCA東京ECO動物海洋専門学校自体が普段一般公開されていないため、こんな間近で見ることはできません。(この学校の学生さんであれば可能ですが・・・)
今回のイベントは、こういった普段見ることができない標本を見られる絶好の機会だったのです!
こちらはアパトサウルスの大髄骨です。
先程のアクロカントサウルスと異なり、このイベント用に展示されているものだそうです。
このように常設展示の標本とイベント用の標本が混在して展示されていました。
まぁ、いずれも一般公開されていないわけですから、我々にとっては全て新鮮です。
ちなみに、このアパトサウルスの化石は触ることができました。
こちらはプテラノドンです。
陸地で翼を折り畳んでいる状態のようです。
こちらも触ることができました。
プテロダクティルスです。
小型の化石ですが、頭部や翼、小さな骨の一つひとつもクッキリ残っていますね。
頭部の展示も多数ありました。
こちらはディプロドクスの頭骨です。
特徴的な歯がしっかりと見えます。
エドモントサウルスの頭骨です。
カモノハシ恐竜と呼ばれるだけに、口元が本当にカモノハシのようですね。
ユニークな頭部と言えばこちら!パキケファロサウルスです。
頭頂部が硬そうですね~。
アンキロサウルスの頭骨です。
重厚感がありますね。
こちらは、2021年の大型イベント「恐竜科学博」にも出展していたようです。
恐竜科学博はとっても良いイベントだったな~・・・
ステゴサウルスの板骨です。
血管が多数通っていて、温度調整に使われていたと言われていますね。
こうやって1枚の板骨を間近で見ると、その大きさを改めて認識できます。
先程のスペースからさらに奥に進んでいくと、ものすごい数の標本が展示されています。
この展示室では、当時の姿が想像できるように化石などの標本と共に多数の模型も一緒に展示されています
こちらはモササウルスの歯化石です。
ピカイアです。
この化石から生物であったことを明らかにし、当時の姿まで想定できてしまうのですから、古生物学者さんは凄いですな~。
オパビニア・レガリスです。
こういった古生代の生物が充実しているのは嬉しいところです。
ケイチョウサウルスです。
こんなに小さいのに骨の1つずつがはっきりとわかりますね。
メガネウラもいました!
やはり大きいですね~。
虫入りの琥珀の展示もありました。
顕微鏡で拡大してあって、琥珀内部の虫が鮮明に映し出されています。
さてさて、今回のイベントは「KASEKI no MARKET」ですから、1階の物販コーナーで販売されている化石を見てみます。
事前情報にあった化石クジが大人気でしたよ!
1回500円で必ず本物の化石が当たります。
当たる化石はかなりの種類があるようです。
私は12回もチャレンジしてみました。
結果はご覧の通り。
ウニの化石4個、小型の方解石化したアンモナイト3個、一回り大きめの赤鉄鉱化したアンモナイト1個、さらにもう一回り大きいゴニアタイト1個、螺旋状の形をしたアルキメデス1個、モササウルスの歯1個、「悪魔の足の爪」と呼ばれるカキの仲間の化石1個
化石×クジの組み合わせは中毒性がありますね~。
ついつい何度も挑戦してしまいます♪
化石販売のイベントでしたが、普段一般公開していない常設展示含めて標本展示の充実っぷりが素晴らしかったです!
特にアクロカントサウルスの全身骨格は大迫力でした!
また、メインの化石販売は、クジ以外にもとっても貴重な化石の数々を購入することができます。
今回は第一回ということでしたから、第二回、第三回と開催してくれることに期待したいと思います!
動画もご覧ください。