Prehistoriclifemanの日記

このブログでは、恐竜やディメトロドンなどの単弓類、パレオパラドキシアなどの束柱類、メガロドンなどの大型水生生物、マンモスなど、様々な古生物動画をアップします。 古生物と会えるスポットに訪問したり、化石発掘や古生物・恐竜イベントに参加したりします。 一緒に古生物の世界を楽しみましょう♪

【古生物スポット紹介】奇石博物館(The Kiseki Museum of World Stones)

今回は、静岡県富士宮市にある奇石博物館(The Kiseki Museum of World Stones)をご紹介します。

入口(奇石博物館)

基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

施設名:奇石博物館

場所:静岡県富士宮市山宮3670

料金:大人700円、小中高300円、幼児無料

主な古生物:モササウルス、ポルティウス、ステノプテリギウス等の実物全身骨格

その他:化石以外の様々な鉱物展示の他、宝石探し体験ができる施設がある

★おススメ度 Bランク

評価理由ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◎プラス点

・敷地内に入ってすぐにアパトサウルスの大きな復元模型がいる

・モササウルスやポルティウスの実物全身骨格がいる

ディメトロドンの全身骨格レプリカがいる

ティラノサウルス、ウルトラサウルスの部分骨格レプリカがいる

・実物化石の展示が非常に多い

 

×マイナス点

・復元模型の展示は少なく、特に可動型の復元模型はない

・大型恐竜の全身骨格展示はない

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敷地内に入ると、早速竜脚類がお出迎えしてくれます。

アパトサウルスです。

小柄ですが、とってもリアルです。

アパトサウルス不可動型復元模型(奇石博物館)

道を挟んだ反対側には、珪化木が展示されています。

太いですね~。

珪化木(奇石博物館)

こちらが、博物館の外観です。

"奇石"と呼ばれる奇妙な石を多数展示した博物館です。

化石はその奇石の一部と捉えると、「おまけ程度かな?」と捉えてしまいます。

しかし、そうではありません。

化石は非常に充実しているのです!

博物館名の上にあるアンモナイトから、化石展示に力を入れている印象を受けますね!

博物館外観(奇石博物館)

入館すぐの部屋に展示されているのが、ウルトラサウルスの前右肢です。

大きすぎて部分的な画像になっておりますので、分割して掲載します。

レプリカですが、その巨大さを認識するには十分でしょう。

ウルトラサウルス右前肢レプリカ1(奇石博物館)

ウルトラサウルス右前肢レプリカ2(奇石博物館)

ウルトラサウルス右前肢レプリカ3(奇石博物館)

アンモナイトのダクチリオセラスです。

かなりの数が密集した状態で化石となっています。

アンモナイト】ダクチリオセラス(奇石博物館)

非常に高い位置にティラノサウルスの頭骨が展示されています。

こちらも奇石博物館としては数少ないレプリカです。

ティラノサウルス頭骨レプリカ(奇石博物館)

次の部屋に映ると、奇石博物館の目玉展示となる古生物がいます。

モササウルスです。

まるで体をくねらせて海を泳いでいるかのようです。

鋭い歯も間近で見られます。

なんとなんと、これが実物化石なんですよ!

モササウルス実物全身骨格1(奇石博物館)

モササウルス実物全身骨格2(奇石博物館)

ディプロドクスの前肢です。

こちらも実物化石です。

太い骨ですね~!

発掘した直後は化石とは認識できないくらいのビッグサイズです!

ディプロドクス右前肢実物化石(奇石博物館)

昔の方々が化石をどのように認識していたかを紹介するコーナーです。

デスモスチルスの歯ですが、昔は竜の骨もしくは竜の歯と考えられていたようです。

そう言われると、そんな気がしてきました!

パレオパラドキシア実物歯化石(奇石博物館)

こちらは、カルカロクレス・メガロドンの歯ですね。

日本では天狗の爪、ヨーロッパでは鳥の舌と考えられていたそうです。

天狗も驚きですが、これが巨大なサメの歯だと知ったら、当時の人々もそれはそれで驚かれることでしょう。

メガロドン実物歯化石(奇石博物館)

マンモスの化石です。

中国では竜の骨、ロシアでは巨大なネズミの骨と考えられていたそうです。

どれだけ大きなネズミを想像していたのでしょうね。

マンモス実物化石(奇石博物館)

さらに奥に進んだところにも、素晴らしい化石の数々が展示されています。

こちらはポルティウスです。

史上最大の硬骨魚です。

こんなに歯が鋭くて巨大な魚が泳いでいたなんて!

モササウルスと同様に頭部から尾びれまでとっても状態の良い化石です。

ポルティウス実物化石(奇石博物館)

ディメトロドンです。

こちらはレプリカです。

背にある棘突起の先端が綺麗な曲線を描いていますね。

ディメトロドン全身骨格レプリカ(奇石博物館)

ステノプテリギウスです。

代表的な魚竜の仲間ですね。

ステノプテリギウス実物化石(奇石博物館)

スクレロケファルスです。

全身が化石として綺麗に残っています。

スクレロケファルス実物化石(奇石博物館)

カンブリア紀三葉虫、パラドキシデスです。

かなりごつい姿をしていますね~!

パラドキシデス実物化石(奇石博物館)

大型のアンモナイトも複数展示されています。

ジュラ紀アンモナイト、カトロリセラスです。

アンモナイト】カトロリセラス(奇石博物館)

同じくジュラ紀アンモナイト、アリエチテスです。

カトロリセラスなど周囲の他のアンモナイトと色が全く異なり映えますね。

アンモナイト】アリエチテス(奇石博物館)

白亜紀アンモナイト、プラセンチセラスです。

剥がれの無い箇所には特徴的な光沢が見られます。

アンモナイト】プラセンチセラス(奇石博物館)

さらに大きなアンモナイト、メソプゾシアです。

北海道から産出しているメジャーなアンモナイトですね。

アンモナイト】メソプゾシア実物化石(奇石博物館)

同じ敷地内にSTONE HUNTINGと表示された施設があります。

こちらは、宝石わくわく広場という施設です。

宝石わくわく広場(奇石博物館)

なんと、宝石さがしができるのです!

本物の宝石がざっくざくです!

宝石わくわく広場紹介パネル(奇石博物館)

水の中に敷かれた砂利をスコップですくいながら宝石を探します。

かなりの数の宝石が砂利の中に含まれています。

宝石わくわく広場で宝石探し中(奇石博物館)

宝石は丸みを帯びていて、綺麗な色をしているため、素人でもすぐに見分けることができます。

宝石わくわく広場で宝石発見!(奇石博物館)

中には立方体の形をした"賢者の石"と呼ばれるものもあります。

非常にレアですが、見つけるとより貴重な宝石と交換してもらうことができます。

"賢者の石"にはアルファベットが書いてあるシルバー色のものと、無地でブラウン色のものがあります。

今回は非常にラッキーなことに2つも見つけることができました!

宝石わくわく広場で賢者の石発見!(奇石博物館)


いや~、想像していた以上に古生物が充実していました!

ここでご紹介した古生物以外にも多数の展示がありました。

奇石博物館の凄いところは、実物化石の割合が非常に高いことです。

本物を見たい方は、是非とも一度訪れて欲しい博物館です!

また、宝石探しは大人でも夢中になれますので、訪れた際には体験をおススメします!

 

動画もご覧ください。