Prehistoriclifemanの日記

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【古生物紹介】タルボサウルス

今回は、タルボサウルスをご紹介します。

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タルボサウルス全身骨格レプリカ(神流町恐竜センター)

基本情報
名前:タルボサウルス
学名:Tarbosaurus
分類:獣脚亜目ティラノサウルス
時代:白亜紀後期
場所:モンゴル、中国
体長:8~11m
食性:肉食

 

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タルボサウルス全身骨格レプリカ(福井県立恐竜博物館)

タルボサウルスは白亜紀後期のモンゴルや中国に生息した、アジア最大級の肉食恐竜です。

名前の由来は「恐怖を抱かせるトカゲ」です。
"タルボ"=恐怖

"サウルス"=トカゲ

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タルボサウルス可動型復元模型(神流町恐竜センター)

ロイ・チャップマン・アンドリュース率いる探検隊が多数の恐竜化石を発掘して以降、
様々な国の探検隊がゴビ砂漠での調査を行いました。

1946年、当時のソビエト連邦とモンゴルの合同調査隊が獣脚類の頭骨を発見しました。

アンドリュースもヴェロキラプトルやオヴィラプトルなどの化石を発見していましたが、それらよりも遥に巨大な頭骨を含む化石でした。

ティラノサウルスによく似た特徴を持っていたため、当初はティラノサウルス・バタールという名が付けられました。

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タルボサウルス頭骨レプリカ(恐竜科学博 ~ララミディア大陸の恐竜物語~)

1965年ソ連の古生物学者であるロジェストヴェンスキーは、ティラノサウルスとは別種であるとして、タルボサウルス・バタールと名付けました。

現在においても、ティラノサウルス科に属しながらもタルボサウルス・バタールの名で呼ばれています。

ちなみに種小名のバタールは、"英雄"を意味します。

ティラノサウルスに非常に似た姿をしたタルボサウルスですが、異なる特徴も持っています。

前肢はティラノサウルスよりもさらに小さく退化しています。

ただし、指の数は2本でティラノサウルスと同じです。

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タルボサウルス前後肢レプリカ(恐竜展-歯から見る恐竜時代-)

また、頭骨はティラノサウルスよりも厚みがありません。

目が横に位置するため、立体的にものを見ることが苦手です。

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タルボサウルス全身骨格レプリカ 頭部アップ(神流町恐竜センター)

ティラノサウルス・エックスにそっくりですが、こういった違いの積み重ねで分類していくのですね。

モンゴルの法律では恐竜化石を政府の所有物と定めており、国外への持ち出しを禁止しています。

しかし、その法律を守らず国外へ持ち出す行為が繰り返されています。

2012年にアメリカ ニューヨークのオークションに出品されたタルボサウルスも違法に持ち出されたものであることが発覚しました。

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タルボサウルス全身骨格レプリカ(東海大学自然史博物館)

化石は105万ドルで落札されましたが、モンゴルで発掘されたものと断定されその後、モンゴル政府に返還されました。

化石が適切に管理されて研究が進んでいくためにも不正輸出品が返還されたのは、古生物研究にとって明るいニュースでしたね♪

アジアを代表する大型獣脚類 タルボサウルス。

多くの博物館で、ティラノサウルスかタルボサウルスのいずれかを展示しています。

博物館で全身骨格を眺めながら、こんなに大きな獣脚類がアジアの大地を歩いていた姿を思い浮かべてみてください。

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タルボサウルス全身骨格レプリカ 後姿(神流町恐竜センター)

動画もご覧ください。