今回は、茨城県自然博物館で開催しているたくさんの化石と出会えるイベントをご紹介します。
企画展の"ミュージアムパークコレクション~コレなに?コレみて!自然の宝、大公開!~"です。
イベント概要ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イベント名:企画展 ミュージアムパークコレクション~コレなに?コレみて!自然の宝、大公開!~
開催期間:2022年2月26日~6月12日(ただし3月8日まで臨時休館)
料金:一般750円、70歳以上370円、高校・大学生460円、小・中学生150円
目玉展示:パラミロドン(オオナマケモノ)の全身骨格レプリカ
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茨城県自然博物館は、ダイオウイカ展示ケースのホルマリン流出により2022年2月3日から休館していました。
その後、安全が確保されたことから2022年3月9日から開館することとなりました。
今回の企画展の開催期間は、2022年2月26日から2022年6月12日でしたが、休館の影響で開催時期が遅れて、実質2022年3月9日から2022年6月12日が開催期間となっております。
コロナ渦で土日祝日などは事前予約が必要ですのでご注意ください!
今回もくす玉がありました。
茨城県自然博物館の企画展恒例です!
気分が盛り上がってきますね~。
企画展会場を2階の窓から見下ろすことができるんですよね!
凄い数の動物たちが見えます!
企画展は、1階にある企画展示室で開催されています。
いつもの通り、派手派手の入口です。
今回の企画展は茨城県自然博物館の数ある収蔵品の中で普段展示されていない標本を
展示するという凄いイベントなんです!
入口には現生の動物や植物と共に、古生物の化石がいくつかいますね。
企画展会場に入場すると、まずは館長からのご挨拶から始まりです。
博物館バックヤードでの収蔵品の保管状況が再現されています。
標本がラックに敷き詰められていますね。
現生動物たちの標本です。
交通事故などで亡くなった動物たちが研究や教育のために標本として保管されてます。
はく製もあれば、骨もありますね。
動物たちの標本の隣には、巨大な植物の標本も展示されています。
セイタカダイオウというヒマラヤ山脈に自生する現生の植物です。
この企画展では、大きく分けて動物・植物・地学の標本が展示されているのです。
そして、私のお目当ての古生物が早速入口でお出迎えしてくれていました。
スミロドンです!
保管状況を再現していてちょっと見にくいですが、地学コレクションのコーナーで登場するので、ご安心ください!
ここからは、動物コレクション・植物コレクション・地学コレクションの3つのコーナーに分かれています。
まずは、動物コレクションのコーナーです。
先程上から覗いたコーナーですが、やはり展示会場の中に入って同じ目線になると迫力があります。
哺乳類や鳥類などの剥製が多数展示されています。
動物コレクションコーナーには、魚類などの水生生物たちも多数います。
変わった姿をした魚や、チョウザメ・ピラルクーといった大型の魚もいます。
バックヤードの写真も展示されていますが、大型魚は同じ方向を向いて行進しているようですね。
続いて植物コレクションのコーナーです。
まず目につくのは植物のレプリカです。
まるで本物のようです。
茨城県自然博物館には常設のジオラマ展示が充実していますが、このジオラマには
植物レプリカ技術が欠かせませんね。
押し葉状であったり、透明なアクリル樹脂に封入されていたりと様々な保存方法が使われています。
さぁ、来ました!地学コレクションのコーナーです。
入口には足跡化石が展示されています。
大小さまざまな足跡があります。
こちらは獣脚類の足跡レプリカです。
2頭の獣脚類が歩いた痕だそうです。
プラティオサウルスの足跡化石です。
なんと実物化石です!
肢の指の形までかなりはっきり残っています。
三畳紀最大級の恐竜ですが、足跡も大きいですね。
鳥類の足跡化石です。
いくつもの足跡化石が見えますが、大きさが明らかに違うものが混在しています。
成長度合の違いか、種の違いでしょうか・・・。
翼竜類の足跡化石です。
鳥類のものと比べると少し薄いですが、確かに足跡がいくつも付いています。
しかも、こちらの化石も実物です!
両性類の足跡化石です。
小型の両性類でしょうか?
なんだか可愛らしいですね♪
足跡化石展示スペースの先には、たくさんの古生物たちが待っています。
シノサウロプテリクスです。
白亜紀の中国に生息していた羽毛発見で有名な恐竜ですね。
ティラノサウルスの頭骨レプリカです。
こちらの頭骨は企画展などで見かけることがありますね。
低い位置に展示してあるので、その大きさを体感できます。
こんな間近で見ることができるのも、この企画展の特徴でしょう!
ディプロドクスの頭部レプリカです。
ディプロドクスと言えば巨大な竜脚類ですが、その割に小顔ですね。
口先には歯がぎっしり生えています。
ステゴサウルスの頭部レプリカです。
ディプロドクスと比べてさらに小顔です。
アンキロサウルスの頭部レプリカです。
かなり重厚感がありますね。
パラサウロロフスの頭部レプリカです。
頭部の後ろへと伸びるトサカが実に特徴的です。
パキケファロサウルスの頭部レプリカです。
盛り上がった頭頂部と後頭部及び鼻上にある複数のトゲが特徴的です。
トリケラトプスの頭部レプリカです。
先程のティラノサウルス同様にとっても大きく、他の企画展でも展示されていますね。
他にも古生物、現生動物の様々な頭部が展示されていました。
アメリカマストドンの頭部レプリカです。
さすがに恐竜たちに引けを取らない位大きいですね。
恐竜の歯も多数展示されています。
その他、卵の欠片や糞石もあります。
この多くが実物化石です。
ダイアウルフです。
イラストもあるのでイメージしやすいですね。
全身骨格のレプリカです。
こちらも他の企画展で見かけたことがあります。
スミロドン(サーベルタイガー)です。
ダイアウルフ同様にイラストもあります。
そして全身骨格のレプリカが2体並んでいます。
企画展入口に1体、ここに2体、さらに常設展示には実物が1体で合計4体いることになります。
こんなにスミロドンがたくさんいたなんて知りませんでした!
パラミロドン(オオナマケモノ)です。
今回の企画展において最大級の古生物です。
とても存在感があり、今回の目玉展示と言ってもよい存在です。
この他にも、以前ご紹介したヒタチナカリュウとされていたスッポンの化石や・・・
那珂湊層群で発見されたモササウルス類の化石など、茨城県ならではの化石も展示されています。
想像していたより古生物たちが充実していてかなり満足感がありました!
また、こんなに色々なはく製や化石も所蔵しているんだと驚きました。
素晴らしい機会ですので、是非見学してみてください!
動画もご覧ください。