Prehistoriclifemanの日記

このブログでは、恐竜やディメトロドンなどの単弓類、パレオパラドキシアなどの束柱類、メガロドンなどの大型水生生物、マンモスなど、様々な古生物動画をアップします。 古生物と会えるスポットに訪問したり、化石発掘や古生物・恐竜イベントに参加したりします。 一緒に古生物の世界を楽しみましょう♪

【古生物イベント紹介】企画展:ミュージアムパークコレクション コレなに?コレみて!自然の宝、大公開!(茨城県自然博物館)

今回は、茨城県自然博物館で開催しているたくさんの化石と出会えるイベントをご紹介します。

企画展の"ミュージアムパークコレクション~コレなに?コレみて!自然の宝、大公開!~"です。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315212040p:plain

企画展ポスター ※企画展:ミュージアムパークコレクション

イベント概要ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

イベント名:企画展 ミュージアムパークコレクション~コレなに?コレみて!自然の宝、大公開!~

開催期間:2022年2月26日~6月12日(ただし3月8日まで臨時休館)

開催場所:ミュージアムパーク茨城県自然博物館

主催者:ミュージアムパーク茨城県自然博物館

料金:一般750円、70歳以上370円、高校・大学生460円、小・中学生150円

目玉展示:パラミロドン(オオナマケモノ)の全身骨格レプリカ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

茨城県自然博物館は、ダイオウイカ展示ケースのホルマリン流出により2022年2月3日から休館していました。

その後、安全が確保されたことから2022年3月9日から開館することとなりました。

今回の企画展の開催期間は、2022年2月26日から2022年6月12日でしたが、休館の影響で開催時期が遅れて、実質2022年3月9日から2022年6月12日が開催期間となっております。

コロナ渦で土日祝日などは事前予約が必要ですのでご注意ください!

f:id:Prehistoriclifeman:20220315212126p:plain

博物館 入口 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

今回もくす玉がありました。

茨城県自然博物館の企画展恒例です!

気分が盛り上がってきますね~。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315212607p:plain

企画展くす玉 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

企画展会場を2階の窓から見下ろすことができるんですよね!

凄い数の動物たちが見えます!

f:id:Prehistoriclifeman:20220315212801p:plain

上から見下ろした企画展会場 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

企画展は、1階にある企画展示室で開催されています。

いつもの通り、派手派手の入口です。

今回の企画展は茨城県自然博物館の数ある収蔵品の中で普段展示されていない標本を
展示するという凄いイベントなんです!

入口には現生の動物や植物と共に、古生物の化石がいくつかいますね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315213055p:plain

企画展 入口 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

企画展会場に入場すると、まずは館長からのご挨拶から始まりです。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315213620p:plain

館長からのご挨拶 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

博物館バックヤードでの収蔵品の保管状況が再現されています。

標本がラックに敷き詰められていますね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315213746p:plain

バックヤードの鉱物保管再現 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

現生動物たちの標本です。

交通事故などで亡くなった動物たちが研究や教育のために標本として保管されてます。

はく製もあれば、骨もありますね。

 

f:id:Prehistoriclifeman:20220315213951p:plain

バックヤードの剥製や骨保管再現 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

動物たちの標本の隣には、巨大な植物の標本も展示されています。

セイタカダイオウというヒマラヤ山脈に自生する現生の植物です。

この企画展では、大きく分けて動物・植物・地学の標本が展示されているのです。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315214109p:plain

セイタカダイオウ標本 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

そして、私のお目当ての古生物が早速入口でお出迎えしてくれていました。

スミロドンです!

保管状況を再現していてちょっと見にくいですが、地学コレクションのコーナーで登場するので、ご安心ください!

f:id:Prehistoriclifeman:20220315214300p:plain

バックヤードのスミロドン保管再現 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

ここからは、動物コレクション・植物コレクション・地学コレクションの3つのコーナーに分かれています。

まずは、動物コレクションのコーナーです。

先程上から覗いたコーナーですが、やはり展示会場の中に入って同じ目線になると迫力があります。

哺乳類や鳥類などの剥製が多数展示されています。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315214413p:plain

哺乳類・鳥類剥製 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

動物コレクションコーナーには、魚類などの水生生物たちも多数います。

変わった姿をした魚や、チョウザメピラルクーといった大型の魚もいます。

バックヤードの写真も展示されていますが、大型魚は同じ方向を向いて行進しているようですね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315214822p:plain

水生生物 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

続いて植物コレクションのコーナーです。

まず目につくのは植物のレプリカです。

まるで本物のようです。

茨城県自然博物館には常設のジオラマ展示が充実していますが、このジオラマには
植物レプリカ技術が欠かせませんね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315214922p:plain

植物レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

押し葉状であったり、透明なアクリル樹脂に封入されていたりと様々な保存方法が使われています。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315215116p:plain

樹脂封入標本など ※企画展:ミュージアムパークコレクション

f:id:Prehistoriclifeman:20220315215138p:plain

さく葉標本 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

さぁ、来ました!地学コレクションのコーナーです。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315215311p:plain

地学コーナー ※企画展:ミュージアムパークコレクション

入口には足跡化石が展示されています。

大小さまざまな足跡があります。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315215348p:plain

様々な足跡化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

こちらは獣脚類の足跡レプリカです。

2頭の獣脚類が歩いた痕だそうです。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315215516p:plain

獣脚類足跡化石レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

ラティオサウルスの足跡化石です。

なんと実物化石です!

肢の指の形までかなりはっきり残っています。

三畳紀最大級の恐竜ですが、足跡も大きいですね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315220234p:plain

ラティオサウルス足跡実物化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

鳥類の足跡化石です。

いくつもの足跡化石が見えますが、大きさが明らかに違うものが混在しています。

成長度合の違いか、種の違いでしょうか・・・。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315220336p:plain

鳥類足跡実物化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

翼竜類の足跡化石です。

鳥類のものと比べると少し薄いですが、確かに足跡がいくつも付いています。

しかも、こちらの化石も実物です!

f:id:Prehistoriclifeman:20220315220621p:plain

翼竜足跡実物化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

両性類の足跡化石です。

小型の両性類でしょうか?

なんだか可愛らしいですね♪

f:id:Prehistoriclifeman:20220315220744p:plain

両生類足跡実物化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

足跡化石展示スペースの先には、たくさんの古生物たちが待っています。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221025p:plain

古生物化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

シノサウロプテリクスです。

白亜紀の中国に生息していた羽毛発見で有名な恐竜ですね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221142p:plain

シノサウロプテリクス全身骨格レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

ティラノサウルスの頭骨レプリカです。

こちらの頭骨は企画展などで見かけることがありますね。

低い位置に展示してあるので、その大きさを体感できます。

こんな間近で見ることができるのも、この企画展の特徴でしょう!

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221247p:plain

ティラノサウルス頭骨レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

ディプロドクスの頭部レプリカです。

ディプロドクスと言えば巨大な竜脚類ですが、その割に小顔ですね。

口先には歯がぎっしり生えています。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221413p:plain

ディプロドクス頭骨レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

ステゴサウルスの頭部レプリカです。

ディプロドクスと比べてさらに小顔です。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221532p:plain

ステゴサウルス頭骨レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

アンキロサウルスの頭部レプリカです。

かなり重厚感がありますね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221629p:plain

アンキロサウルス頭骨レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

パラサウロロフスの頭部レプリカです。

頭部の後ろへと伸びるトサカが実に特徴的です。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221724p:plain

パラサウロロフス頭骨レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

パキケファロサウルスの頭部レプリカです。

盛り上がった頭頂部と後頭部及び鼻上にある複数のトゲが特徴的です。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221822p:plain

パキケファロサウルス頭骨レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

トリケラトプスの頭部レプリカです。

先程のティラノサウルス同様にとっても大きく、他の企画展でも展示されていますね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221911p:plain

トリケラトプス頭骨レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

他にも古生物、現生動物の様々な頭部が展示されていました。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315221948p:plain

哺乳類頭骨レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

アメリカマストドンの頭部レプリカです。

さすがに恐竜たちに引けを取らない位大きいですね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222028p:plain

アメリカマストドン頭骨レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

恐竜の歯も多数展示されています。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222120p:plain

恐竜歯実物化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

その他、卵の欠片や糞石もあります。

この多くが実物化石です。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222218p:plain

恐竜歯化石レプリカ・卵実物化石・糞実物化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

ダイアウルフです。

イラストもあるのでイメージしやすいですね。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222325p:plain

ダイアウルフイラスト ※企画展:ミュージアムパークコレクション

全身骨格のレプリカです。

こちらも他の企画展で見かけたことがあります。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222354p:plain

ダイアウルフ全身骨格レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

スミロドン(サーベルタイガー)です。

ダイアウルフ同様にイラストもあります。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222617p:plain

スミロドンイラスト ※企画展:ミュージアムパークコレクション

そして全身骨格のレプリカが2体並んでいます。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222515p:plain

スミロドン全身骨格レプリカ 直立 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

企画展入口に1体、ここに2体、さらに常設展示には実物が1体で合計4体いることになります。

こんなにスミロドンがたくさんいたなんて知りませんでした!

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222537p:plain

スミロドン全身骨格レプリカ 伏せ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

パラミロドン(オオナマケモノ)です。

今回の企画展において最大級の古生物です。

とても存在感があり、今回の目玉展示と言ってもよい存在です。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222932p:plain

パラミロドン(オオナマケモノ)全身骨格レプリカ ※企画展:ミュージアムパークコレクション

この他にも、以前ご紹介したヒタチナカリュウとされていたスッポンの化石や・・・

f:id:Prehistoriclifeman:20220315222953p:plain

ヒタチナカリュウ(スッポン)化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

那珂湊層群で発見されたモササウルス類の化石など、茨城県ならではの化石も展示されています。

f:id:Prehistoriclifeman:20220315223031p:plain

モササウルス類化石 ※企画展:ミュージアムパークコレクション

想像していたより古生物たちが充実していてかなり満足感がありました!

また、こんなに色々なはく製や化石も所蔵しているんだと驚きました。

素晴らしい機会ですので、是非見学してみてください!

 

動画もご覧ください。