Prehistoriclifemanの日記

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【古生物紹介】アカントーデス(Acanthodes)

今回は、アカントーデス(Acanthodes)をご紹介します。

カントーデス②実物化石(国立科学博物館 地球館)

基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:アカントーデス
学名:Acanthodes
分類:アカントーデス目アカントーデス科
時代:シルル期~ペルム紀
生息地:アメリカ、ヨーロッパ、アジア
体長:30cm~40cm
食性:肉食

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カントーデスは、シルル期からペルム期にかけて広範囲に生息した魚類です。

名前の由来となった、"acanth"=棘のようなヒレが特徴です。

カントーデス実物全身骨格(信州新町化石博物館)

長い身体に棘状の胸鰭、腹鰭、背鰭、尻鰭を持っていました。

全身はウロコに覆われていました。

カントーデス①実物化石(国立科学博物館 地球館)

頭部には顎を持つ一方で歯は持っていませんでした。

その為、プランクトンや無脊椎動物を食べていたと考えられます。

アカントデス 全身骨格標本(豊橋市自然史博物館)

顎を持つ最古の脊椎動物と呼ばれる棘魚類。

その代表種であるアカントーデスは、発見数も多く博物館でも目にすることも多いです。

第1章 生命の進化 アカンソデス実物化石※特別展 海(国立科学博物館)

博物館で見かけた際には、特徴的な棘のような複数のヒレに注目してみてください!