今回は、クラドキクルスの紹介です
基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:クラドキクルス
学名:Cladocyclus
分類:条鰭綱イクチオデクテス目クラドキクルス科
時代:白亜紀前期
地域:南アメリカ
体長:1.0~1.2m
食性:肉食(魚食)
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クラドキクルスは、白亜紀の南米に生息した大型の魚類です。
クラドキクルスの由来は次の通りです
クラドス=枝
キクルス=円
様々な魚類化石が見つかるブラジルのアラリペ盆地に分布するサンタナ層群から多数の
クラドキクルスが発掘されています。
状態の良い化石がいくつも見つかっていることから、その姿もかなり明確に分かっています。
いくつか特徴を持っています。
まず、胸鰭です。
水中翼船が船下に持っている水中翼のように、下に伸びています。
尾は、クッキリと枝分かれしています。
そして、身体はとっても長いです。
さらに、鋭い牙を持っていました。
強力な捕食者だったと考えられています。
白亜紀の海には多くの巨大な捕食者が暮らしていましたから、クラドキクルスが生態系の頂点とは言えません。
しかし、それに近い、かなり上位の存在であったと考えられます。
白亜紀の巨大肉食魚 クラドキクルス。
恐竜時代の生物がこんなに状態よく化石となっていることが一番の驚きです。
是非、その姿を見に行ってみてください♪
動画もご覧ください。