今回は、フズリナをご紹介します。
フズリナの外側は石灰質や多糖高分子で構成される殻で覆われています。
その中を見てみると、中心部に初房という室を持ち、周囲を殻室が何周にも覆っています。
さらに、外側の殻から仮足を伸ばすことができます。
この仮足は、移動に利用されていました。
さらに、仮足によって何かに捕まることもでき、獲物を捕らえて捕食します。
フズリナは、示相化石、示準化石として利用される有孔虫の一種です。
フズリナ自身も1億年にも及ぶ存続期間で様々な種が誕生しました。
その数5000種にも及びます。
この多様性により、どの種類が発掘されるかによって、時代や環境を推測することができるのです。
フズリナは、多くの博物館などで展示されています。
示相化石、示準化石として、古生物研究に大きく貢献しているフズリナをご覧になってください。
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