今回は、コエロフィシス(Coelophysis)をご紹介します。
※恐竜VS哺乳類—化石から読み解く進化の物語—(茨城県自然博物館)
基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:コエロフィシス
学名:Coelophysis
分類:獣脚亜目コエロフィシス科コエロフィシス属
時代:三畳紀
地域:北米
体長:3m
食性:肉食
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コエロフィシスは、三畳紀後期の北米に生息した、肉食の恐竜です。
名前の由来は、中空の形状です。
koilos=中空
physis=形状
骨が中空であることから、名付けられました。
コエロフィシスは1881年、デビッド・ボールドウィンにより発見されました。
その後、ニューメキシコ州ゴーストランチでの発掘調査により数百体のコエロフィシスが発見されました。
これにより集団で活動していたものと考えられています。
そして、洪水などの自然災害により、その多くが化石化したものと思われます。
名前の由来になった通り中空の骨を持ち、頭部にも穴が多数空いています。
さらに体長約3メートルの大部分は細長い首や尾が占めており、体重が軽量化されています。
複数で獲物を追いかけて仕留める狩りをしていたものを思わられます。
とても有名なコエロフィシス。
三畳紀を代表する恐竜の1種と言えます。
イベントや博物館で全身骨格が展示されていることが多いため、是非とも皆さんも会いに行ってみてください!
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