今回は、シファクティヌス(Xiphactinus)をご紹介します。
基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:シファクティヌス
学名:Xiphactinus
分類:条鰭綱イクチオデステス目
時代:白亜紀後期
場所:アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア
体長:4~6m
食性:肉食(魚食)
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シファクティヌスは、白亜紀のアメリカなどに生息していた大型の魚類です。
学名の"Xiphactinus"に対して、シファクティヌスやクシファクティヌスなどと呼ばれております。
Xiphactinusは、剣の光線を意味しています。
アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなどの広い地域で化石が発見されています。
中でもアメリカのカンザス州は有名な産地で、最初に発見されたのもカンザス州でした。
たくさん産出された化石の中には、大型の魚を丸呑みしたと思われるものも複数ありました。
特に有名なのがギリクス・アルクアトゥスを含んだ化石です。
ギリクス・アルクアトゥスは、シファクティヌスと同じイクチオデクテス目に属する魚類です。なんと、体長は2メートルにもなります。
そんな大型魚を丸呑みしてしまうほど大きく開く顎は、捕食者らしい特徴だったと言えます。
ただし、あまりにも大型の生物を丸呑みした場合には、消化しきれずに息絶えてしまったものと考えられます。
常設展示されている博物館は、ちらほらといったとこでしょうか。
その他、イベントでお目にかかることが時々あります。
展示されていることは多くありませんが、機会があった際には、是非会いに行ってみてください!
動画もご覧ください。