今回は、地質標本館(GEOLOGICAL MUSEUM)をご紹介します。
★おススメ度 Bランク
評価理由ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎プラス点
・実物の化石が多数展示されている
・ジュラ紀褶曲層のレプリカは大迫力
・デスモスチルスやコンコラプトルのレプリカがとても良くできている
・カードやポスターを無料でもらえる
×マイナス点
・展示されている化石は小型のものが多い
・復元模型なども恐竜のような大型なものがない
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筑波大学などの大学、国立の研究所が集中しています。
そんな国立の研究所の中でも、今回の地質標本館は産業技術総合研究所の敷地内にあります。
産総研つくばセンターは、北、西、東、中央と4つに分かれており、その中の中央が今回の目的地です。
自動車で訪問する際には、入り口付近の守衛所の前に停車して、守衛さんに地質標本館の見学であることを告げます。
すると、通行証を頂いた上で駐車場を教えてもらえます。
ただ、駐車場は少し台数が少ないので、休日などは注意が必要です。
駐車場から少し歩きますが、所々に表示がありますのでほとんど迷うことはありません。
恐竜の案内表示を見ると、期待に胸が高鳴ります。
こちらが、地質標本館です。
周囲が緑と岩・石に囲まれているのが印象的です。
施設に入ってお出迎えしてくれるのは、コンコラプトルです。
卵を抱えている様子が、よく表現されています。
正面には、ジュラ紀の褶曲層の実物大レプリカがあります。
宮城県石巻市に存在する実物から型取りしており、忠実に再現されています。
大迫力です。
地質標本館は、とにかく展示数が非常に多いのが特徴です。
時代の経過ごとに化石が展示されている次の画像のコーナーは、地質標本館の見どころの一つです。
メソサウルスです。
よく見かけますが、頭から尾までとても状態が良いです。
アーケオプテリクス(始祖鳥)です。
有名なベルリン標本のレプリカです。
ホメオサウルスのレプリカです。
現生のムカシトカゲに近いとされる、ジュラ紀に生息した爬虫類です。
魚類を2点紹介。
ダペディウム・フォリドツムです。
縦長でひし形の体がとっても特徴的です。
こちらも特徴的な姿をしているディプロミストゥス。
口が上の方を向いています。
アメリカマストドンの歯の化石です。
歯の形がはっきりと残っていますね~。
マストドンという種名は、このあの形が乳房に似ていることに由来しています。
メリコイドドンの頭部化石です。
歯が並んでいるのがよく分かります。よく、こんな状態で残っていたな~。
ナウマンゾウの歯のレプリカです。
こちらは比較的良く見かけますね。
ギザギザした形が特徴です。
このコーナーの最後に登場するのが、こちらのネアンデルタール人です。
数万年前に絶滅してしまいました。
アロサウルスの足跡のレプリカです。
大きさを体感することができます。
デスモスチルスの展示が充実しています。
復元模型、頭部の化石、全身骨格レプリカ、歯化石もあります。
こちらの全身骨格レプリカは、地質標本館の中で最大の古生物展示であり、目玉とも言えます。
他の博物館と比較してもかなり多い方です。
地質標本館では、化石だけを展示しているわけではありません。
地質に関する様々な展示があります。
また、地質標本館では、訪問の度に地質に関する標本カードをもらえたり、希望に応じてポスターがもらえたりします。
サービス最高です。
とにかく展示数がすごい地質標本館。
是非、訪問してみてください!
動画もご覧ください。