今回は、東京都板橋区にある板橋区立教育科学館(ITABASHI Science Education HALL)をご紹介します。
基本情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
施設名:板橋区立教育科学館
場所:東京都板橋区常盤台4-14-1
料金:無料
主な古生物:エドモントサウルス大髄部化石、トリケラトプス頭骨化石
その他:プラネタリウムや化学体験設備が多数設置されている
★おススメ度 Bランク
評価理由ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎プラス点
・エドモントサウルスの大きな実物の大髄部化石が展示されている
・トリケラトプスの実物の頭骨化石が展示されている
・恐竜の歯や爪の多数の化石レプリカやアンモナイト、三葉虫の化石が展示されている
・生命史年表やトリックアートが展示されている
×マイナス点
・大型恐竜の全身骨格の展示はない
・恐竜の歯や爪などはレプリカが多い
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こちらの施設にはプラネタリウムが備わっており、外から見ると丸みを帯びたユニークな形をしています。
入口からまっすぐ正面へと進むと、早速、メインの古生物たちが待っています。
まずは、エドモントサウルスの大髄部の化石です。
実物化石なんですよ!
つま先までしっかりと残っています。
こうやって、肢だけ間近で見るとその大きさが実感できますね。
そして、となりにも化石が並んでいます。
トリケラトプスの頭骨です。
こちらも実物化石なんです!
角の先端が折れているものの、トリケラトプスの頭部の形がほとんどそのまま残っています。
亜成体の頭骨と考えられているそうです。
頭骨も若干小さめで160cm、全長は6~7mと推定されています。
こちらはボーンベッドの展示です。
発見されたままの状態で土壌ごと保存されたそうです。
種までは解説されていません。
実際に化石を発見する際の状態がイメージできますね。
2階フロアに上がる階段・エレベーター前にも展示がありました。
恐竜の卵と鳥の卵を比較しています。
その隣には生きた化石たちの展示です。
各展示にはそれぞれ解説を表示しているのが嬉しいところです。
2階の化石展示コーナーです。
1階に展示されていたような大型のものはありませんが、たくさんの化石(レプリカ含む)が展示されています。
まずは始祖鳥です。
ベルリン標本のレプリカですね。
続いて恐竜の一部の化石です。
ティラノサウルスの脳・歯・爪とアルバートサウルスの前肢です。
ティラノサウルスの脳と表示されている標本は、脳函を型取りした模型だそうです。
こちらは歯と爪の化石展示です。
まずはティラノサウルス、スピノサウルス、カマラサウルス、トリケラトプス等の歯の化石です
大きい化石が出てきました。
上がテリジノサウルスの巨大な爪のレプリカ、左下が世界で最初に見つかったイグアノドンの歯化石のレプリカ、右下が大きく鋭いアロサウルスの爪です。
モロッコ・フーリブガ地域から産出した化石です。
海棲生物の歯化石の数々です。
尖った歯の多くはサメ類の歯です。
それ以外にもモササウルス類やエイ類の歯などが含まれます。
オヴィラプトル類の卵化石です。
卵といえばオヴィラプトルですね。
地下1階にも寄っていってください。
生命史年表が展示されています。
イラストで古生物の進化の歴史を辿ることができます。
その隣の図書コーナーにもたくさんの恐竜たちが壁に貼られています。
トリックアートもあります。
ティラノサウルスらしき獣脚類が大きな口を開けて小型の恐竜を襲おうとしています。
今にも飛び出してきそうです!
入口から大型の実物化石がお出迎えしてくれる板橋区立教育科学館。
入場料無料とは思えない充実っぷりでした!
動画もご覧ください。