2020年も残りあとわずか。
今年は、コロナの影響もあり、博物館が休館したりイベントが中止になったりと、古生物・恐竜ファンにとってもつらい一年となりましたね。
そんな一年を振り返ってみました。
2020年最初にご紹介したイベントが、国立科学博物館で開催された企画展"絵本でめぐる生命の旅"でした。
絵本を表現して解説していて、子供にも見やすい構成になっていました。
展示物もさすが国立と思わせる貴重なものが数多くありました。
躍動感のあるデイノニクスの全身骨格レプリカです。
続いて、埼玉県立自然の博物館で開催された特別展"知って!埼玉 化石でたどる2000万年"です。
こちらは、2019年7月から開催されていましたが、2020年新年早々のご紹介となりました。
埼玉県に生息していた古生物が多数展示されていました。
現在、海のない埼玉にクジラやメガロドンが生息していたなんて驚きですよね?
また、陸上生物であってもトラが生息してことは、埼玉どころか今の日本では考えられないことです。
続いて新年らしいイベントをご紹介しました。
栃木県佐野市の3つの施設を巡る新春スタンプラリーです。
佐野市郷土博物館、葛生伝承館、葛生化石館の3つの施設に設置されたスタンプを全て押すと、それぞれの施設が用意した景品の内、1つだけもらえるというイベントでした。
葛生化石館が用意した景品が、なんと本物の化石!
迷わず化石ゲットです!
鳥に特化したこの博物館では、鳥類の古生物が数多く展示されています。
入口ではモアがお出迎えしてくれます。
2月には茨城県水戸市の水戸市博物館が開催した特別展"水戸の大地の成り立ち"をご紹介しました。
ティラノサウルスの全身骨格レプリカが最大の目玉で、組立ての様子を公開するイベントも開催しました。
また、地域ならではの展示物も多数あり、とても魅力的な展示会となりました。
2月までとても順調だった古生物体験。
しかし、2月からコロナの感染が少しずつ拡大し、3月後半には感染者が急増。
自粛ムードが高まる中、追い打ちをかけるかのように4月から5月にかけて緊急事態宣言が発出されました。
これを受け、博物館などの施設は休館が相次ぎました。
また、イベント関係も先行きが見えない中で中止となりました。
2020年、最も楽しみにしていた"ヨコハマ恐竜展2020"も中止となってしまいました。
夏に集中するイベント、特に恐竜関連イベントが開催されないということで、例年にはない寂しい夏休みとなってしまいました。
それでも、緊急事態宣言が解除され少しずつ博物館の営業が再開される中で開催されたのがこちら!
群馬県立自然史博物館で開催された企画展"空にいどんだ勇者たち"です。
プテラノドンやアンハングエラなどの翼竜やメガネウラなどの巨大昆虫類など、空を飛ぶ古生物たちが数多く展示される貴重な企画展となりました。
本来はこちらの入口から企画展に直接入れるように想定したようですが、コロナの影響で人が入り乱れないように常設展示からの一方通行にしていました。
こうした工夫、努力により開催が実現したんですね。
博物館も少しずつ再開しました。
そこで、馬の博物館をご紹介しました。
競馬の歴史が中心ですが、馬の進化を学ぶコーナーもあります。
全身骨格のレプリカや復元模型など、数多くの展示があり、馬の古生物展示としては国内最大ではないかと思います。
コロナの第2波が収まったあたりで、岐阜県瑞浪市に初訪問しました。
瑞浪市には4つの古生物スポットが集まっていました。
その内2つをここではご紹介します。
1つは、瑞浪市化石博物館です。
化石の展示数がとても多く、それらのほとんどが瑞浪市由来のものです。
デスモスチルスとパレオパラドキシアの全身骨格レプリカが向き合う展示が目玉です。
次に地球回廊です。
真っ暗闇から突如として現れるトリケラトプスや、壁と一部が一体化して産状化石のような展示方法が特徴的なディプロドクスが目玉でした。
2021年3月に閉館が決まっており、私にとっては最初で最後の訪問となりそうです。
そして、年末最後の最後に大きな恐竜イベントがありました!
東京都新宿区で開催された"ディノアライブの恐竜たち展"です。
ディノアライブで使用される恐竜型メカニカルスーツがたくさん展示されていました。
また、ティラノサウルスが暴れ回るミニライブは大興奮でした!
2020年は、コロナの影響を大きく受けた1年となってしまいました。
しかし、感染防止を行いながら博物館やイベントも再開してきています。
2021年もコロナ渦が続きますが、早く終息して大きなイベントがどんどん開催されていくことに期待したいですね!
動画もご覧ください。