今回は、狭山市立博物館で開催しているイベントをご紹介します。
恐竜展ー歯から見る恐竜時代ーです。
イベント概要ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イベント名:恐竜展ー歯から見る恐竜時代ー
開催期間:2021年6月26日~9月5日
開催場所:狭山市立博物館
主催者:狭山市立博物館
料金:一般300円、高大学生200円、中学生以下無料
目玉展示:タルボサウルス産状化石レプリカ
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"恐竜展"といっても、東京ドームシティで開催している"恐竜展2021"とは全く別のイベントです。
こちらの"恐竜展"は、一般財団法人 進化生物学研究所さんが企画・主催され東京農業大学 「食と農」の博物館にて2020年10月9日から2021年4月9日に開催された"「歯」から見る恐竜時代展"の巡回展なんです。
この"「歯」から見る恐竜時代展"は見学できなかったので、今回、巡回展という形で見る機会があった良かったです♪
今回の開催場所となる狭山市立博物館は、以前にもブログでご紹介した通り、アケボノゾウに特化した古生物展示が特徴的な博物館です。
入館すると、さっそくジオラマが展示されていました。
ティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルス、ブラキオサウルスなど恐竜オールスターズといった顔ぶれのジオラマです。
展示室は、1階と2階に分かれています。
1階は、トリケラトプス、アンハングエラの全身骨格レプリカとサウロロフスの後肢レプリカの展示があります。
入口付近にはトリケラトプスの全身骨格が展示されているので、子供たちの心をわしづかみです!
こちらは、アンハングエラです。
空を飛んでいるかのように頭上に翼を広げて展示されています。
翼の元の形が分かるように再現されています。
サウロロフスの復元模型です。
こういった模型が一緒に展示されていると、姿がイメージできてありがたいですね。
サウロロフスの後肢のレプリカです。
そんなに大きな印象のないサウロロフスでも、こんなに大きな後肢をもっていたのです。
やはり、恐竜は大きいですね~。
1階と2階をつなぐスロープから見下ろすと、トリケラトプスの背側を見ることができます。こういった見方はなかなかありませんよね!
スロープにはもう一つの楽しみがあります。
それは、"恐竜の道"です
恐竜が通ったかのように、スロープに足跡が付いています。
しかも、複数種の恐竜の足跡が残っています。
足跡はどれもカラフルです。
どの種の恐竜の足跡かも書かれています。
楽しみながら学ぶことができますね。
子供たちが足跡を追いながら上っていきます。
最後にはカリニクニウム・レオナルドアイの足跡化石のレプリカが展示されています。
カリニクニウム・レオナルドアイと言えば、足の不自由と思われる歩幅が違う足跡が見つかったことで有名なイグアノドン類の恐竜ですね!
2階の企画展室の手前には、ひときわ目を引く産状化石が展示されています。
タルボサウルスです。
こんな状態で発掘されたら、研究者の方々も驚きでしょうね!
企画展室前にはアンモナイトも多数展示されています。
異常巻きのアンモナイトが多かったです。
ニッポニテスもありました。
2階フロアには、頭部や歯の化石・レプリカが数多く展示されています。
"歯から見る恐竜時代"というだけあって、歯をじっくりと見ることができます。
こちらは、タルボサウルスです。
切り裂くよりも噛み砕くことに適していたそうです。
モササウルス類グロビデンスの下あごのレプリカです。
まるでキノコのような形をした歯が生えていますね。
この歯で、アンモナイトや貝類などを噛み砕いて食べていたようです。
カマラサウルスの歯のレプリカです。
スプーンのような形をしていますね。
この歯で、葉をむしり取るように千切って食べていたようです。
ハドロサウルスの下あごです。
次々と生えてくる歯がぎっしりと詰まりながら伸びていく"デンタルバッテリー"という構造だそうです。
ハドロサウルスの頭骨レプリカです。
デンタルバッテリーの歯を備えていることが分かります。
スピノサウルスの頭骨です。
泳ぐ魚を捕らえる為、突き刺すのに適した細く鋭い歯をしています。
タルボサウルスの前肢と後肢のレプリカです。
前肢はティラノサウルスよりも小さかったようです。
タルボサウルスの卵です。
細長い形をしています。
スピノサウルスも頭部や歯以外にも、実物化石やレプリカ、模型など複数の展示がありました。
下段は化石やレプリカ、上段にはスピノサウルスの復元した姿が研究によって変わっていったことを示す模型が展示されています。
こちらもかなり印象的だったプテロダウストロの頭部レプリカです。
生きていた頃もほとんどこのままの姿をしていたんじゃないかと思わせるような展示です。下あごが太いですよね。
小さいですが、よく再現されています。
間近で見れるので、格闘の様子がしっかりと分かります。
恐竜の大きさを体感できる巨大なイラストです。
イラストの前に立って撮影することができます。
やっぱり大きいですね~!!
いや~、想像以上に見ごたえのあるイベントでした!
これで、入場料300円ですよ!?
※高校生・大学生200円、小学生以下無料です!
是非とも訪れてみてください!
動画もご覧ください。